アフリカの現地の人達の収入向上支援をしたい!

アフリカ全体

目的

(コミュニティ開発隊員を通しての) アフリカの現地のクラフト制作者の収入向上支援

アイディア

アフリカでクラフト支援している隊員の商品を、ほぼ毎月開かれている東京のアフリカンフェアで販売する!

  • 店舗を持たないので、ランニングコスト0
  • 各国の隊員の一時帰国のタイミング(年4回程度?)で商品を日本に持ってきてもらえばほぼ輸送費0


※ ロストバゲージがあるから保険には入っておいてもらう必要あるかも
※ アフリカンフェアをメインとしながらも、アフリカ料理屋や協力隊OVがやっているお店に置いてもらうことも検討中

具体的な内容

  • 売上の20-50%?(ここは実際の経費がどのくらい掛かるのか、どの程度の値段で販売するのか、現地の人が極端に儲かりすぎないかなどの検討の必要あり)は、ボランティアで販売する人(当面は私)の弁当代&交通費と出展ブース料等の経費として差し引く
  • NPOで考えているので利益は出さない。もし余剰金がでれば、年度末にクラフト制作に必要な設備投資などに回す予定
  • 逆に出展ブース料が払えない状態 (私の持ち出し) が続けば、このプロジェクトは中止(><。)
  • クラウドファンディングはしません
  • 送金のタイミングは毎月月末を想定


工夫が必要な点

  • 手工芸品なので、商品のクオリティにバラツキがでてしまう
  • 生産者の写真や一言メッセージを載せることで、クオリティに差があることを案に伝え、その中で気に入った生産者の製品を購入してもらう
  • 誰の商品が売れているのかを分析すれば、何を改善すればよいかフィードバックできる
  • ポーチ1個600円を買ってくれると、そのうちの300円が生産者に渡り家族5人の2食分になるなどの、現地への還元がイメージできる伝え方をする


このプロジェクトの特異な点

  • 隊員がいる間 (後任含め) 継続し、隊員が帰国して後任がいなければプロジェクトは終了
  • 輸送コスト0は裏技のようなものなので、輸送コストを掛けて商品を仕入れて販売している他のショップと競合しない為にも、期間は限定したい
  • 継続的な支援でなく、クラフト事業が円滑に進むように、一時的なキャッシュフロー面での支援
  • 売上面で苦労することがなければ、現地の制作者のモチベーション維持等も含めて色々楽になると思うので、隊員は任国での販路拡大やクラフトのクオリティーアップなど、「継続的に回る仕組み作り」に注力できる
  • 帰国までに任国での販売ルートを確保できればそれでいいですし、帰国後も GLOBAL SPROUT などと協働して、仕事として続けるのもありだと思います
  • オリジナルECサイト(オンラインショッピングサイト)で仕事として今後も日本で販売していきたいのであれば、ボランティア価格で対応します(アフリカ限定のクラフト専門のオンラインショッピングサイトとか面白そうですね)
  • BASEというサービスを利用すれば、簡単にネットショップが開設できるようです
  • 商品管理/売上管理はExcelで作成してメール送付だと煩雑になるから、いずれはクラフト商品管理/売上管理用のWebサイトを構築


課題点

  • 販売価格の付け方

任国と日本の物価が違うから、日本での販売価格の現状に応じて値付けし直す必要がある。先月、アフリカ日比谷フェスティバルに行ってきましたが、現地で1000円くらいで販売されているものが3000円~5000円くらいで販売されています。輸送コストが掛かるので妥当なところなのでしょう。また購入する日本人の感覚としても、例えば洋服なら日本の洋服もアフリカの生地の服もさほど値段に差異がないので、そのくらいの値段なら1着くらいは買ってみてもいいのかなと思うのかも知れません。

  • お金の流れ

隊員経由より、直接現地の生産者に送金した方が彼らへのインパクトは大きいし、モノ作りだけでなく、収入を得るまでの一連の流れを理解して関わらなければいけないことに気付くと思うので、現地の人代表の銀行口座に送金したい。銀行口座を持っていなく、モバイル送金とかが一般的ならば、それも視野に入れて対応したい(日本が対応しているかによるけど)。

  • 売上に繋がる部分が完全に生産者には見えない(大部分は隊員任せ)

隊員がExcelで商品管理/売上管理してしまうと彼らにとってはただの紙でしかなく、Excelでの管理の仕方を教えて入力してもらうとしても、かなり手間だったりそもそもPCないだろうから、クラフト商品管理/売上管理のWebサイトを構築して、そこで管理したい。

現地の生産者が、スマホまたはPC (持ってなければ隊員のを使ってもらう) から、「商品登録」し、「値段付け」をする。商品が首都に着いた段階で、隊員が場所を「首都」に変更する。一時帰国した隊員経由で日本で自分が商品を受け取ったら、場所を「日本」に変更する。アフリカンフェアで売れたら、ステータスを「Sold Out」に変更し、送金が終わったら、「送金済み」に変更する。これなら、彼らも自分たちが作った商品がどこにあって、販売しているところなのか、売れたのか、送金してもらったのかのステータスが逐次確認できる。

  • このプロジェクトが2年で終了すること

ここがコミュ開隊員と話した中で一番問題になった点でした。仮に2年間は収入が向上しても、2年後は元に戻ってしまうなら、やらない方がいいんじゃないか、逆効果になるのではないか。ちょっといい収入を得たら貯金せず散在して、このプロジェクトが終わったらもっと貧乏になってしまうのではないか。

まず隊員のボランティアの活動は2年です(ここは現地の人も理解していると思います)。隊員は、2年間後に自分がいなくなっても回るように、仕組み作りなどを考えて行動していると思います。このプロジェクトもお金が発生していないから見えづらいですが、本来なら高い輸送費を隊員がタダで運び、日本での販売も、本来なら日給1万円とかを払って人を雇う必要があります。

2年間で一緒に収入を向上させる活動をしましょう!その為に、私は日本でボランティアとして活動を支援します。私にも生活があるので、永遠には続けられません。なので、あなた達も2年間頑張って、隊員の力を借りながら『自分たちだけで収入を得れるように一緒に頑張りましょう』というのがコンセプトです。

ここは時間を掛けて、隊員から生産者に伝えて貰えたらと思います。

協力者について

いいアイディアを思いついた気がしたので、単なるアイディアで終わらないように、同期でクラフト販売支援をしていた開発コミュニティ隊員にも意見を求めて、具体的な形にブラッシュアップしました。ただ、自分ができるのは日本での販売支援で、実際にアフリカで活動している現隊員の賛同と協力がなければ前に進めません。

幸いにも同期隊員を通してマダガスカルに1人一緒に活動してくれるコミュニティ開発隊員と繋がれたので、実際に行動に移していこうと思っています。また、偶然にもこれから事前保管研修⇒派遣前訓練に向かうカメルーンのコミュニティ開発隊員と知り合えて、派遣後は一緒に活動してくれるそうなので楽しみです。これから事前保管研修だそうなので、この隊員を通じて他のアフリカでこれからクラフト販売支援する隊員と繋がれて、一緒に活動できたらと思っています。

このアイディアに賛同して頂ける、アフリカでクラフト支援している現隊員がいましたら、ご連絡下さい。ぜひ一緒に、現地の生産者の収入向上に繋がる活動をしていきましょう!

アフリカンフェアの様子

先月アフリカ日比谷フェスティバルに参加してきたので、その様子を記します。

今回は噴水の周りだけの小規模のイベントでしたが、それでも人は沢山集まっていました。

噴水の向こう側はアフリカンフードエリア。

今回はこれから事前保管研修/派遣前訓練を経てカメルーンに派遣予定の隊員と行きました。偶然にもカメルーン料理があったので、彼女はトライしていました。

ワールドカップで日本と接戦を繰り広げたセネガルも出店。

エチオピア料理は種類が豊富なので、自分はこちらを注文。

アフリカン音楽を堪能。

マラウイのバオバブから取れた蜂蜜は甘すぎず、美味しかったので思わず購入!こちらのフェアトレードのマラウイハニーは横浜中華街の店舗でも購入可能です。

マラウイはボツワナからも近く、最貧国と聞いていたのですが、こちらのスタッフの方の話しによると、この蜂蜜がとれる村だけですが、学校に通うことも満足な服も着れなくて、女の子はヤギと交換に結婚させられていたのは過去のことで、今はバブルのような豊かさで、綺麗な制服を着て学校に通うことができているようです。マラウイには元々蜂蜜を採取する文化は無く、青年海外協力隊の隊員の活動により蜂蜜の採取が行われるようになり、日本の会社社長がたまたまこの蜂蜜に巡り合い、味に惚れ込んで日本で販売を始めたそうです。協力隊の活動が実を結んだ話しをたまたま聞くことができ、胸が熱くなりました。

翌日はザンビアの同期隊員と行きました。前日は途中から雨になったのもあり人数は少なかったですが、日曜は晴れて大勢の人で賑わっていました。

アフリカにもマダガスカルのラフィアのような高級素材があります。このような高付加価値のある素材やブランド価値のある製品を発掘して日本で販売できると、アフリカへいい経済効果が生みだすことができますね。



アフリカンフェアに参加して感じたこと

店舗のスタッフの方に出展料を聞いたところ、2日で4万円とのことでした。恐らくスペースの他にテントやテーブルも込みだと思いますが。仮に50%を生産者に渡すとしたら、8万円は売り上げないといけないので、簡単ではなさそうです。特に雨が降ったら厳しいと言っていました。横浜のイベントでは、出展料は11万円だそうです!来場者も多く、スペースももう少し広いのかも知れませんが。

クラフト出店店舗一覧

  • ポレポレオフィス(ケニア雑貨・カンガ等)
  • Strictly African Japan(ナイジェリアの民族衣装・雑貨)
  • Tumambo(タンザニア雑貨)
  • 麻心brand(アフリカ布・ビーズのオリジナル雑貨)
  • Nana’s Japan(タンザニア雑貨)
  • AMIGOS(各国のアクセサリー)
  • Globe Art(マリの雑貨・民芸品)
  • 合同会社JAPAL(アフリカ楽器・民芸品)
  • 株式会社ガッスールジャパン・ジャミーラ(モロッコのコスメ&雑貨)
  • バオバブの会(セネガルでの活動紹介・雑貨)
  • Afrobinti(ケニアのアート作品&ビーズアクセサリー)
  • ムビラ弾こうよ(ムビラ体験ワークショップ、アフリカ雑貨、CD、楽器)
  • Kanbeng Kafoo Tokyo(アフリカ雑貨)
  • GHANA(ガーナ民芸品)


なぜやるのか

2年間の青年海外協力隊としてのボランティア活動後、J ICAとしてはその2年間で終わりではなく、その2年間を今度は日本に社会還元することを期待しています。国民の税金でこの活動が成り立っているので、2年間のボランティアだけでなく、帰国してからも隊員は日本に貢献してますよとアピールする必要はあると思うのだが、『う、うーん。。』というのが正直なところでした。

今は帰国した隊員が会社を経営していたり、重役になっていたり、また青年海外協力隊の活動自体が以前よりは認知され、採用して良かったと思う企業も増えて就職に苦しむことは減ったと思いますが、昔は日本最大のニート養成機関だったと思います。途上国でボランティアしていた人間を、日本の企業で雇っていいことがあるのだろうか、『チャレンジ精神??』それ美味しいの?というのが日本の人事担当者の率直な感想だったと思います。なので、2年前は何やっていたのかを重点的に聞き、2年間のボランティア活動を除いた上で必要な人材であれば採用で、2年間のボランティア活動を熱く語る人は不採用(これは今も変わらないかもしれないけど)w

現実路線で考えると、日本に社会還元とか甘い理想を掲げるより、アフリカに派遣されてからは、日本でどう職に在り付くか、社会還元なんかよりニートにならずにきちんと働いて税金を払うことが最大のミッションだと思っていました。当選した政治家の最初の仕事は再選することのように。2年間ボランティアして得ることもあったけど犠牲にしたことも当然あった訳で、『ボランティアは卒業して、今後は自分の幸せだけにフォーカスして人生送ります』と宣言したいくらいだったので、今後も社会貢献続けていきましょうとか、怪しい勧誘しないで下さいというのが正直な気持ちでした。笑

帰国後の進路状況が気になったので調べてみたら、青年海外協力隊帰国後進路状況・社会還元活動調査という資料がありました。帰国後をイメージしてボランティア活動する方がよりいい活動ができたり、帰国後にスムーズに新しい進路に進めると思うので、派遣前訓練のカリキュラムに組み込んで貰った方がいいのかなと思います。ちなみに、J ICA ボランティア事業の目的は以下の3点だそうです。

  1. 開発途上国の社会・経済発展への寄与
  2. 友好親善・相互理解の深化
  3. 日本青年の広い国際的視野の涵養及び日本社会への還元

任国に派遣中に期待されているのが①②で、帰国後に期待されているのが③のようです。

で、ここからがやっと本題です。上記の通り、帰国後にこのようなボランティア的な活動をするつもりは全くなかったのですが、帰国後の研修等で2年間の棚卸をしていくうちに、少しづづ考えが変わって行きました。

まず1点としては、やっぱりコミュニティ開発隊員凄いな!です。自分のコンピュータ技術のように、他の職種はある程度やることが決まっているのに対し、コミュニティ開発は村人の収入向上、やり方は任せます等のようなざっくりすぎる要請で、この人たち何しに行くんだろう(何もできない可能性の方が大きいだろうな)と思っていた部分も正直ありました。ただ専門性がない分誰でも応募できるので倍率が高く、地頭がいい人ばっかりで、ワークショップ等では彼らの動きは際立っていました。

そして帰国して同期の特にコミュニティ開発隊員の話しを聞くと0から色々な活動を起こしていて凄いなーと思う反面、売り上げは中々厳しい(購入するのは日本人だけ)現状も知りました。ものは悪くないし値段も高くないけど、現地の貧しい人からみたらやはり高く感じてしまうようです。

ボツワナでもクラフトの売り上げの大半は、年1回開かれるコンシューマフェアと呼ばれている見本市で、かつ購買層は日本人なので、似たような状況なんだなーと思いました。

帰国後、アフリカに行く前よりはやはりアフリカに興味を持つようになり、アフリカのイベントに積極的に参加していたら、アフリカンフェアというのが毎月のように開かれていることを知り、ここで毎月販売したら10倍くらい売り上げ出るんじゃないか、一時帰国のタイミングで隊員に持ってきてもらえば輸送費0で抑えられるんじゃないか、というアイディアが浮かびました。毎月アフリカンフェアに行くことなんて、今の自分にとっては趣味みたいなもんですし。笑

アフリカから戻ってきて変わったのか、バックボーンはインフラエンジニアだけどWEBエンジニアへの転身を図っているからなのかわかりませんが、アイディアを形にする(0から1にする)ことに以前より強くこだわるようになり、このアイディアをとにかく形にしたいと思いました。そしてもちろん現地の生産者の収入向上支援にもなるし、上手くいけば小さな労力で大きなインパクトを与えられるのではと思い、やろうと思いました。

東京近郊でのアフリカンフェア一覧

毎月あるかなと思っていたのですが、検索した限りでは、春~夏に偏ってるみたいですね。もう少し探してみます。

日程イベント名出展料
2018/06/16-17今のアフリカ@日比谷
2018/06/23-24アフリカ日比谷フェスティバル4万円(2日間)
2018/07/01アフリカンフェア in SAYAMA
2018/07/14-16アフリカヘリテイジフェスティバル in 新宿
2018/07/21-22アフリカフェスティバル@代々木公園
2018/08/
2018/09/29-30GLOBAL FESTA JAPAN@東京テレポート
2018/10/
2018/11/
2018/12/
2019/01/
2019/02/
2019/03/
2019/04/05-07アフリカンフェスティバルよこはま11万円(3日間)
2019/04/20-21アースデイ東京@代々木公園
2019/05/


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