2日目/ズビリ(Zubiri)/20km/人見知りMAXから打ち解けてくる

カミーノ・デ・サンティアゴ

06:00 起床
07:30 朝食
08:00 出発

仕度を済ませ、ユンと昨日のレストランに向かい朝食を取る。みんな食事を終えたところで出発した。ケンジは先に出発したようだ。一緒に朝食を取ったアメリカ人のジェシカも加わり、また8人くらいのパーティー編成だ。みんなワイワイ会話しながら林道を歩いている。なんだろう、とてつもなく孤独感を感じる。人見知りがMAXに達する。ほとんど話せる人がいないので、少し後ろの方を歩く。暫くするとみな黙々と自分のペースで歩くようになる。途中で立ち止まった人を追い抜いたりして進んでいく。列の真ん中くらいにきたようだ。暫く歩くと自分のすぐ後を歩いてきた。誰だろう、ユンかリーだと少し話したこともあるから嬉しいけど、それ以外の人だと「Hi,調子はどう?」とかフランクに話せる自信がない。フレンドリーに話せる人が少ないのと、言葉の壁でだいぶ疲れていた。逃げるように先に進む。かなりついてくる。足も疲れてきたところで追いつかれた。振り向くこともできずに横の視界に入ってきた人物を確認すると、ウンバルだ!

朝食

朝食

すれ違いざまに挨拶する程度だったが、フレンドリーな印象だったので、話してみたいと思っていたところだった。あなた力強い歩きねと話しかけてくる。思わず苦笑いする。追いつかれないよう逃げてたからだね。ウンバルはWebデザイナーをしていて、今は会社を辞めて旅をしているとのこと。この旅が終わったら日本に行くと言っていた。「Why カミーノ?」と聞いてみたところ、一度スペインに来てとてもよかったからまた来たそうだ。スペイン人の陽気なところが気に入っているそうだ。

林道を抜けたところでスーパーが見えてきた。洗剤とナイフを探す。たぶんこれかなと思う液体洗剤を持って、レジに行く。レジでこれ洗剤だよねと確認するとあっているようだ。ナイフが見つからなかったので、ナイフはと聞くと、後ろにいたフランス人のブライアンがこのナイフがいいよとレジ横のナイフを勧めてくる。このフランス製のメーカーのナイフは質がいいとのこと。

スーパーマーケット到着

スーパーマーケット到着

液体洗剤購入/洗剤の色が真っ青で、洗濯したタオルが青くなる

液体洗剤購入/洗剤の色が真っ青で、洗濯したタオルが青くなる

買い物を終えると、各々出発していた。自分も続いて出発すると、ボヤンが声を掛けてきた。あなたは日本人ですよね。日本のどこに住んでいるのとか。自分も韓国のどの辺に住んでいるのと問い返しながら会話を続ける。徐々にこのパーティーに打ち解けてきた感じを覚える。

11:30 昼食

少しスペースのある建物があったので、ここで昼食を取ることになった。韓国のリー長老がシートを引いてくれて、みんなで輪になって食事する。それぞれのチーズやら果物なんかを分け合いながら、ピックニックしているようだ。なんだか凄くいい、この雰囲気。そして、いつの間に国境を越えてスペインに来ていたようだ。

猫もランチの時だけパーティーに加わる

猫もランチの時だけパーティーに加わる

14:30 アルベルゲ到着

シャワーを浴びて、洗濯物をコインランドリーする。今日はジーンズを洗いたかったので、コインランドリーすることにした。ユンが声を掛けてくる。ランドリーは6ユーロ(乾燥込)と高めなので、コリーと纏めてランドリーするそう。いいアイデアだ。自分も加えてもらう。明日の朝食/昼食を買いにスーパーに行こうとしたが、シエスタで16時まで閉まっているそうだ。その時間までみんなとポーカーなどをして過ごす。

ZUBIRI到着

ZUBIRI到着

アルベルゲ(Zaldiko)到着

アルベルゲ(Zaldiko)到着

16:00 スーパーへ向かう

ユンとウンバルとリー長老とスーパーへ行く。途中で街並みを見て写真を撮ったりする。ウンバルが話しかけてくる。
「あなたが取ってくれた写真、あなたの指が写りこんじゃってるよ~」「ごめーん!」「でもあなたと一緒に写った写真だね」「えー、これが~!じゃあちゃんとした写真撮ろうよ」キャッキャッしながらセルフィーする。なんだかとても楽しい。

お店の様子

お店の様子

明日の昼食(パンとハムとチーズ)

明日の昼食(パンとハムとチーズ)

明日の夕食はトマトソースのパスタの予定

明日の夕食はトマトソースのパスタの予定

17:00 一人でディナーへ行く

買い物を終えて戻り、部屋で仕度などをして共有スペースへ行くと、左側は韓国人が纏まってコリアンラーメンを食べている。リー長老は鍋とガスを持参しているので、キッチンスペースの有無は関係無いようだ。右側は欧米人で固まってみんなでパンやらを食べている。キッチンスペースがないので、みんな外に行くものだと思っていたが違ったようだ。この状況で「何食べてるの?」なんていいながら輪に入るコミュニケーション力は持っていない。人見知りがMAXに達し、逃げるように外に行く。スペインのガイドブックをまともに読んでいなかったので、この時間を利用してじっくり目を通す。

ディナー

ディナー

19:00 再度ディナーへ行く

食事を終えてアルベルゲに戻ると、わらわらと外に出てきた。どこ行くのと聞くと、これからディナーに行くそうだ。さっきのはディナーでなく、おやつみたいなものだったようだ。お腹は膨れていたが、旅のメンバーと食事するのは楽しい。自分も再度ディナーに行くことにした。同じアルベルゲにいたオーストラリア人のカップルも加わっていた。

フランス人のブライアンが言う。僕の祖先の子供達が未開の地のアメリカやオーストラリアに渡って、異なる場所で異なるカルチャーを持ってたりする。かたや日本は、日本日本日本ってギューって縮こまってるね。その表現とジェスチャーが面白くて笑ってしまった。パエリアが好きなので、スペイン本場のパエリアを食べてみたいと思っていたが、普通のピラフみたいでがっかりしていた。ブライアンが言う。これは本物のパエリアじゃない、中国人や東南アジア人が作った寿司と一緒さ。

レストランのメニュー(12ユーロ)

レストランのメニュー(12ユーロ)

パエリア

パエリア

※ 数日前のことを思い出しながら書いているので、色々間違いがあるかもです。
※ あと英語は雰囲気で理解しているので、結構適当です。

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