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ボツワナでの2年間のコンピュータ技術隊員としての任期を終え、2018年3月下旬に日本へ帰ってきました。帰国後、実家の茨城にいたのですが、20年以上東京近郊に住んでいた身としては、まだ仮の住まいにいる感じで、最近東京近郊(横浜)に引っ越してきて、やっと元の場所に帰ってきた実感が湧いてきているところです。
一旦実家に帰らずに、東京からボツワナに赴任して、ボツワナから東京に帰ってくるならそこまで大変じゃないだろうけど(引っ越しとか役所関係とか)、そうではないから、また東京に戻ってくるのは結構疲れます。賃貸を退去して、事前補完研修や派遣前訓練前後の住むところがないから、実家に帰らざるを得ないのですが。荷物は実家に送らざるを得ないとしても、「東京⇒ボツワナ⇒東京」と「東京⇒茨城⇒ボツワナ⇒茨城⇒東京」はやっぱり疲れるし、帰国しても2年間で日本が変わったのかどうかも感じられない。。通勤時間帯の満員電車はやっぱキツイわーといったような、逆カルチャーショックを感じることさえできない。同じ街や東京近郊に戻ってきたら、観光客増えたねーとかもっと実感できたのだろうけど。
日本人のファッションや化粧が少し変わったのもあり、日本人を日本人と判別できなかったり、日本人とアジア人の区別がつかなくなっていて、外国人が増えたように思うけど、実は日本人の場合も少なからずありそう。日本人と他のアジア人(中国人、韓国等)を判別できるまでは暫く時間が掛かりそうです。
あとデビットカードがあまり普及していないんだなーといった印象も受けました。ボツワナでは最初抵抗あって(スキミングの恐れとか)使わなかったけど、使ってみると大金持ち歩くより安心だし、クレジットカードよりその場で口座から引き落としだからタイムラグなく自分の所持金を認識できるし。スイカ/パスモも確かに便利だけど、そこに5万とか10万円を入れるのは抵抗あるし(無くしても凍結とかできないし)、1万円程度だと、スーパー/コンビニ/飲食店で使ったらあっという間に無くなって常にチャージしなきゃいけないという手間もあって。
財布からお金出してお釣り貰うのもそこまで別に嫌じゃないけど(現金主義の日本人だし)、ただ1円単位のお金を払ったりお釣りをもらった時は、凄く嫌でした。430円なら現金で払ってもいいけど、432円なら、絶対デビットカードで払いたい!現金で432円払ったり、500円出して68円のお釣りは絶対貰いたくない。凄く煩雑に感じる。
日本はクレジットカードが普及しすぎたせいで(スイカ/パスモの電子マネーが使われているのと併せて)、銀行もデビットカードに力を入れるのが遅れたみたいですね。一回払いなら手数料掛からないから問題にならないけど、鬼のように猫も杓子もクレジットカード付きのポイントカード進めてくるのは、やはりいずれリボ払いとかを利用させて利子を取る方が、本業より楽に稼げるビジネスモデルだからなんでしょうね。オンラインショッピングなどで、クレジットカードの利用価値は当然あるけど、1つあれば充分でしょ?日本企業の大半が消費者金融になっているようでとても気持ちが悪い。
最近銀行もやっとデビットカードの取り組みを始めてようなので、早速三菱UFJ銀行でデビットカードの申し込みをしました。JCB/VISAのどちらかが選べます。海外に行く可能性のある人は、VISAがいいでしょう。ついでにみずほもデビットカードにするつもりですが、こちらはJCBしか取り扱って無いようです。この流れで、三菱UFJデビットカードのアフィリエイトでも貼ろうかなと思ったら、セルフバックのみでした。うーん。。でも元々申し込むつもりだったのに3538円貰えるなら、まあそれだけでもありがたい!
ストレスランキングというのを確認しました(小数点以下省略)。
青年海外協力隊へ転職!?(57)+帰国後の転職活動(53)+転職(57)+実家への引越し(46)+任国への引越し(46)+実家への引越し(46)+東京への引越し(46)
計351点ですが、海外への引越しだったり、帰国後の転職活動は通常の転職より厳しい(海外での活動は評価されない/仕事中に探していて、いい仕事がなければ今までの仕事を継続するという選択肢もない等)などで、実際はもっと高い点数になると思います。実家に戻らなくて済めば、計259点まで下がり、大分楽になるんですけどねー。JICAには、『事前保管研修~派遣前訓練~任国へ派遣』をキュッと縮めて、実家に戻らなくて済む選択肢も考えて欲しいです。
No項目点数
23 | 転職 | 57 |
---|---|---|
28 | 就職・転職活動 | 53 |
36 | 引越し | 46 |
帰国後に感じたことや今後の進路のことを書いていこうと思います。たぶん長文になるので、暇な方のみ読んで頂けたらと思います。ズラズラと書かずに幾つかに分けるべきでしょうけど、そういうこと考えると多分また書くの止めちゃいそうだし、帰国後のタイミングで色々書くこと(アウトプット)で頭の中を整理したいので、ダラダラ書きます。
ボツワナで、週一回のブログ更新なら難しくないだろうと目指していたのに、27週目(約半年)でストップしてしまったので、あまり拘らずに書きたい時に書くべきだったなと思いました。ボリュームが多い/少ない、更新頻度とか気にせずに、粗い内容でも書き続けていれば、慣れて丁度いい内容/更新頻度で、伝えたいことを書けるようになっていたかもなーと思いました。
まず任期中に、今後海外行くことがあったらまず用意したいと思っていたのは、スマホチェーンと、財布チェーンです。任期中にスマホを盗られたので、常にスマホと財布がズボンに入っていて(かつズボンが触られていないか)を気にするようになり、そのおかげもあってその後の被害はないですが、日本に住んでいる今もなお、満員電車の中とかでは自然と警戒モードに入ってしまい、疲れるので気にしないようにしたいのですが、当分この習慣は抜けそうにないです。満員電車の中でただ一人、誰も取るはずがない財布とスマホが入っているお尻に、全神経を集中しています。女性じゃないのに、この人私のお尻触りましたと叫んでしまいそうで怖いです。
国にもよるでしょうが、ボツワナには全てにおいてほとんどプロはいないので(みんなアマチュアかバイトレベル)、財布の中だけ抜くなんてプロなスリは当然いないので、チェーンがあるだけで充分抑止力になります。ボツワナで購入しなおしたスマホにチェーンを付けたかったのですが、携帯ストラップ付ける習慣があるのは日本だけのようで、一時帰国する隊員にチェーンを買ってきてもらったのですが、チェーンを付ける穴が無く、任期満了まで、お尻に全神経を集中して過ごすしか方法がありませんでした。写真ももっと一杯取りたかったけど、同理由で必要以上に持ち歩けず、所属していたフットボールチームの試合風景や、バーで楽しく過ごしたひとときを写真に収めることはできませんでした。
帰国後は、無駄に東京にいると滞在費が掛かったり、荷物もあるので、帰国後オリエンテーションが終わり次第実家に戻ってしまいましたが、5日間は東京にいるのが正解でした(5日間以上いると、JICAが実家に戻る旅費を出してくれなくなる)
荷物は宅急便で実家に送ってしまえばよくて、宿泊もJICAが補助してくれる2日間が終わったら、安宿(カプセルホテル/ネカフェ等)に切り替えれば大して掛からないし、実家に帰ると簡単には東京に行けなくなるので、この間にできるだけ昔の友達と会っておけば良かったなと後悔しました。なので自分は、青年海外協力隊(JOCV)以前の友達とは誰ともまだ会ってないです。。やっと引っ越したので、これから連絡を取っていこうと思ってますが。
ちなみに、シェアハウスに引っ越ししました。シェアハウスに協力隊の隊員は意外と多いそうです。ボツワナの先輩隊員2人もシェアハウスでしたw 任国でドミ生活してるから、シェアハウスに抵抗がないのと、この先また場所を変える可能性がある人が多い(留学や海外で働く可能性があるなど)からなのかなと思ってます。
引っ越しが楽でいいです。スーツケースとバックパックで移動し、宅急便で5箱送るだけで済みました。引っ越しだと安い業者探しても茨城~東京間は8万円は掛かるのに対し、宅急便は8千円程度で済みました。初期費用も安くていいです。賃貸なら、家賃の4-5か月分必要として、6万の家賃なら30万に引っ越し代を含めたら40万程度必要です。
無職なので連帯保証人が必要で、両親が定年だったので(兄に頼めばよかった)1ヶ月分を預り金として多く支払いましたが(でも退去時には戻ってくる)、それを除けば、前家賃7万(水道光熱費WiFi込み)と、保証金4万(退去時に1.5万程度クリーニング費として償却)と火災保険の計12万ちょっとで済みます。
洗面所/トイレ/シャワー(お風呂も)/洗濯機/キッチンは共同で、キッチンには調理器具と食器が揃っているので準備する必要がなく、各部屋にはエアコンと冷蔵庫があり、ベット&マットレス/カーテンも備え付けられているので、敷きパッドとブランケットを持っていけば取り敢えず住めます!間取りが違うとカーテン買い替えなきゃいけなかったりとかあると、なんかエコじゃないし、シェアハウスはありだなーと思いました。水道/電気/ガス/インターネットの開設も面倒くさくないですか?
あとプライバシーは確保されつつも、キッチンに行けば誰かと交流できるのも利点。久しぶりに日本に帰ってきて、色んな情報キャッチアップしたいのと(就職すれば職場で情報得れるけど、今後はフリーランスでやっていきたいので)、外国人がいるのも英語を上達させる為に選んだ基準の一つ。引っ越し後、青年海外協力隊(JOCV)のキャリア支援コース(就活に向けたワークショップ的なもの)に参加してて、夜は例の如く毎晩飲んでいたのでまだ殆ど住人と絡みがなく、土曜の深夜に帰宅した際、2日続けて締めのラーメンはまずいと思い、カップラーメンで我慢しようとキッチンに向かったところ、パーティー終わりの片づけ中の7-8人に遭遇でき、無事キッチンデビューできました。もちろん外国人もいたし、みんな英語をスラスラ話せて、元々話せる人が多かったのかも知れないけど、この環境がある程度寄与している部分はあるんだろうなーって感じました。外国人と交流を深める目的も含めて語学向上に力を入れてるみたいで、月2回程度(1コマ2時間)、English Activity(チャットホストと英語でおしゃべりしたりゲームしたり)が受けれるようです。
もし海外行く場合も、1箱はEMSで海外に送り、4箱は実家に送り返し、スーツケースとバックパックで簡単に移動できちゃいます。まだ数日しか住んでいないので、住んでいるうちに何か気になることは出てくるかも知れませんが、今のところは快適でお勧めです。キッチン行かないと、意外と顔合わせずに済むのも良かったです。朝洗面所混んだり、夜シャワーが混んだりするのかなと思いきや、それぞれ生活時間帯が違うのか、意外と合わないものです。同じ階で、自分が引っ越してきたことを知らない人も実はいるのかも知れません。
ついついシェアハウスを押してしまったので、せっかくだからこの流れでアフィリエイトでも貼ろうかなと思ったら、1年前のものしかなく、既に終わっていました。。私はシェアスタイルという会社が管理している物件に住んでいます。居心地よく感じるのは、この管理会社が柔軟に管理しているからだと思います。清掃業者も週3回では追い付かなかったので、5回に増やしてみたりとか、友達を誰でも泊めてしまえると収拾つかなくなるので異性はダメだけど同姓ならOK、異性も宿泊でなければ(23時までなら)OKと、住人にとって過不足ないルールにしようと常に考えてくれています。
あとは断捨離にもいいですね。本当に必要な物だけ持っていくので、食器類や調理器具はいずれ必要な時が来るかも知れないから取っとくとしても、それ以外は必要と判断して、思い切って捨てることができます。以下のものを捨てるというか、メルカリました。捨てるのも勿体ないし、リサイクル出来て、少し安く譲ったので喜んで貰えたし、自分も計2万5千円程度のお金を手に入れられたので、三方良しでした。ソファーは輸送費が高くて売れなかったので(タダであげたとしても輸送費が高い)、ジモティーで譲れば良かったなと思っています。引っ越しまで日数が少なかったので、諦めて両親に業者への引き取りか粗大ごみとして廃棄をお願いしました。色々整理できてスッキリしました。シェアハウスに住むと、ミニマリストになれそうです。
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先週の土曜から4日間、JOCV向けのキャリア支援コースに行ってきました。自分はフリーランスでやっていきたいので(就職は望んでいない)、当初参加を迷いましたが、参加してよかった等のアンケート結果を見て、そこまで言うならと参加しましたが、結果的に良かったです。単純に、帰国時に隊員と飲んで話したけど、やっぱりまだ話したりなく、活動の2年間を振り返って話したり、また色んな国で活動した隊員の話しを聞くのはそれだけで楽しかったです。
ここからやっと本題です。研修の内容は以下のようなものでした。
コース | キャリア支援コース |
---|---|
実施期間 | 5/19(土)~5/22(火) |
対象者 | 今後の進路がまだ決まってない方、帰国後に新しい進路が決定した方 |
目的 | ボランティア経験を進路開拓、社会活動等でどのように活かしていくのかを学ぶ |
内容 | 参加に至るまでの経緯から任国でのボランティア活動までを振り返り、自身の活動や経験を整理します。その上で、今後、どのようにその経験を活かすかをワークショップ形式で考えます。研修終了後に、進路開拓のための自治体関係者、企業・団体関係者との交流会を企画しています(参加は任意) |
具体的な研修内容は以下のようなものでした。
日程 | 時間 | 内容 |
---|---|---|
5/19(土) | 12:30-16:30 | グループ内で右記6つのテーマについて各自話し他メンバーはフィードバック(任国で予想外だったこと/日本と似ているところ/活動でやった!と思ったこと/失敗や落ち込んだこと/一皮むけたなーと思ったこと/帰国して改めて思ったこと) |
5/19(土) | 16:30-18:00 | OVの方による進路開拓セミナー |
5/20(日) | 09:30-17:00 | 事前に出されていた課題に沿って、グループ内で各自話し、多メンバーはフィードバック(①協力隊に参加を決めた理由②派遣前訓練時に取り組んだこと、出発前に掲げた抱負など③嬉しかったことや苦労したこと影響や共感を受けたことなど④活動や生活の中で工夫したこと、苦労をどのように乗り越えたか等) |
5/21(月) | 09:30-17:00 | (昨日の続き)⑤協力隊経験で得たもの、学んだこと⑥今後どのように体験を生かしていくか、経験から何を一番伝えたいか |
5/22(火) | 09:30-12:30 | 「今後に生かしていきたいこと/活かせるかも知れないこと」を発表 |
5/22(火) | 13:30-16:30 | JICAボランティア&自治体交流会(任意参加) |
5/23(水) | 09:15-14:00 | JICAボランティア&企業交流会(任意参加) |
一番重要なことは、日本の企業に就職するなら、2年間の活動はなかったかのように、2年前のことをよく思い出して話すこと。途上国でどんな活動されてたんですか?と興味持った面接官がもしいたら、少し話すくらいがちょうどいいです。これをよく自分に言い聞かせておかないと、企業側は2年間何もやってなかったかバックパッカーしてたくらいにしか思ってないのに(仕事的な経験は何もしていないと思われている)、途上国の2年間を熱く語ってしまい、話しが噛み合わずコミュニケーションが取れない痛い人と認識されて、当然不採用となる訳です。
片方では上記のように言いながらも、キャリア支援セミナーの目的は、「ボランティア経験を進路開拓、社会活動等でどのように活かしていくのかを学ぶ」だったりするので、これも大事なんですが、就職に関してはボランティア経験を話さない方がいいので、この矛盾が気になってしまう自分はコンフューズしました。
初日の夕方はOVの方がセミナー形式でアドバイスをくれるのですが、下記が面白かったです。「グローバルな視野と適応力」がありますってつい言ってしまいがちだけど、その裏には、旧体質な日本企業にはもう馴染めませんという意味合いの方が強かったりするので(言ってる本人もそのつもりだったりする)、「日本の企業文化にももちろん適応できます」とはっきり伝えて面接官を安心させることは、とても重要で、この話しを聞けて良かったと思いました。
研修自体はとても良かったのですが、自分は二本松での派遣前訓練も含めてワークショップ的な物がとても苦手です(コミュニティ開発系の人は特に得意なイメージ)。2日目からは単なる興味での質問ではなく(〇〇の国ではどうでしたか等)、その時「どのように感じたか」などの内面を深堀りする質問を促され、質問された人にとっては自分の内面に触れることになりいい気付きを貰えるのですが、質問する方は大変なので、2日目以降はとても疲れました。
3日目の「今後どのように体験を生かしていくか、経験から何を一番伝えたいか」については、体験を生かす/生かさないの選択権は自分にあるはずなのに、何で生かすことが既定路線で決まっているののとか思っちゃうし(日本企業が活かしてって言っているなら別だけど、活かすより協力隊のこと話し過ぎて社内浮かないよう馴染んでねって思ってるはず)、「経験から何を一番伝えたいか」については誰に?が一番気になり、誰には各人で伝えたい人をイメージすればいいのだろうけど、相手が企業担当者なら2年間の経験は伝えない方がいいし、相手が学校の学生なら、まあ出てきそうな気がするけど、やっぱり話したい人(この国はイメージと違って優しい人たちが多くて楽しくてまた戻りたいとか思ってる人)が話すべきであって、実際にはテレビのようにいい話しばかりでもなく、もう行きたくありませんという人もいると思うし、偏りをなくす為にもそういう人も話すことに意味はある気もするけど、わざわざネガティブなことを言いに行く必要はないと思うし(学校側もそんなのは望んでいないし、アフリカならそれっぽい民族衣装を着て、アフリカ好きな人がアフリカについて熱く語り、学生が興味を持つことがいいワークショップだと思うし)。
この2年間は捉え方が2つあって、一つは税金で海外で生活させてもらえたという一面と、もう一面は2年間得れるはずだった給与と2年間の業務経験(IT系で2年間技術が遅れるのは結構致命的)を棒に振ったという一面。海外の文化を紹介したり色々なボランティア活動は今後もできるし、今後も続けて欲しいって思いがJICAにはあるようですが(やりたい人は一生続けていいと思いますが)、2年間やればもう充分でしょ、あとは自分の為に、自分の幸せだけ考えて生きますって生き方も全然いいと思うので、「経験を誰に伝えるつもりもないっす」っていう回答もあって良さそうだけどそんなことを言う場でもない気がして、何を話せばいいか困惑しました。性格がひねくれてんのかな 笑
こういう場になると考えが一人だけ違かったりするので困ります。模範解答例みたいのがあれば、それに沿って考えられるけど、自由に考えてくださいって言われて、結果自分だけズレてるとやっぱり。。振り切ってる人は空気も読まないので気にならないからいいと思いますが、空気は読むけど、自由にって言われちゃうと読みようがなくてズレてるのが露見しちゃって。講師の人は自由なので、それも一つの意見なのでいいですよとは言ってくれましたが、やっぱり居心地はよくないので、今後はこういうワークショップ系は避けて生きていくことにします(ズレてるけど空気読もうとする人には辛い)。
そして最終日。そもそも協力隊帰国者がなかなか仕事に付けず、青年海外協力隊は最大のニート製造組織だった時代があり、本人(恐らく親御さんも含め)から大量のクレームがあり、最初は就職支援はしていなかったが、そんな経緯で徐々に力を入れて、隊員向けのセミナーと、企業にも協力隊の存在を認知してもらったりしているのもあって、てっきり就職活動に向けたセミナーだと思っていたので、違ってまた困惑しました。
最終的に、「海外で生活した経験を活かして、開発コンサルの仕事をしたいです」とかが回答例と思っていたので、「今後に生かしていきたいこと」って問いについてはその答えではないし、周りを見たら、「忍耐力」「チャレンジ精神」「柔軟な対応力」「現地の人のように楽しむ能力」「2年間の全て」だったりして、確かに問いについての答えとしてはあっているんだけど、4日間の研修は最終的にこういうことを発表することだったんだと理解しつつも、これ何の意味があるの?と疑問を思ったり。
就職活動セミナーと勝手に理解していたのが間違っていたようで、これから留学する人もいるし、まず活かしたいことを決めるのが今回のセミナーの趣旨だったようです。この研修を経て、自分が生かしたいことをするにはまず留学なのか、海外で働くことなのか、日本で働くことなのか等、ざっくりした方向を決めるセミナーということで理解できました。であれば、就職に向けている人と、まだ何も考えてない人に分けて貰えると、話しが噛み合って良かった気がしたのですが、そうすると、まだ何も考えていない人の集まりはヤバいグループになるんじゃないって意見もあり、確かにそうだなと。笑
隊員の大半が、「ケセラセラ」になっていて、それはそれでいいことなんだけど(アホになって帰ってきたわけでもないし)、でも傍から見たら、この人たち大丈夫かな?と、途上国の人が楽観的に生きているのを見ていいなと思いながら、まあだから発展しないのだけど…にも繋がったりして、暫く正解のない問題に囚われてしまいました。
このキャリア支援セミナーの実施時期もずっと疑問を持っていて、転職活動は仕事をしながらおこなって、内定頂いた後に辞めるのが普通なので、協力隊も任期が終わる前から転職活動を始めて、日本に帰国後早い段階で仕事に就くものだと思っていて(同期のボツワナ隊員も同じ考えで日本に帰国前にスカイプ面接とかしてた)、2ヶ月後とかもう就職してるでしょ、遅すぎでしょと思っていたら、2ヶ月旅行行っている人が大半で、帰国後すぐに研修して転職活動モードに入っても2ヶ月の旅行でリセットされてしまうことを考えると、2ヶ月旅行を堪能してもらって、ここから転職活動モードに入ってもらうのもタイミングとしては正解なんだなーと、自分の考え方はマイノリティーだったんだなーとちょっとカルチャーショックでした。昔就職できずにニートが大量発生したのも、頑張って転職活動して上手くいかなかった訳でなく、旅行したり望んでフラフラしてた人が多かっただけなのかも 笑
自分はフリーランス志望だったので、交流会は断りましたが、みんな参加して良かったと言っていたので絶対参加した方がいいですよ!各隊員が20秒自己紹介的なことをして、各企業もPRしてくれて、隊員のスピーチやプロフィール(各隊員のプロフィール(簡易履歴書みたいな)は各企業担当者へ渡されている)からピンときた担当者からJICA担当者を経由してアプローチが合ったりと、凄くいい交流会だったようです。フリーランス志望でも気にせず参加していいですよとわざわざ電話まで頂いたのですが、プログラミングの勉強時間を確保する必要もあって遠慮したのですが。
あと個別カウンセリングもとてもいいので絶対参加した方がいいです。フリーランス志望だったので、いいアドバイス貰えるのかなというかそもそも申し込んで良かったのかなとも思ってました。みんなとてもいいアドバイス貰ったと言っていて、最後の人は大抵25分のところ押して1時間とかになってたのを聞いて、期待して行ったら、本当に期待どおりでした。
Webエンジニア/Webプログラマーとしてのフリーランスの仕事探しには、Indeedで「業務委託」で探すと意外とあり、検索欄にアフリカを入れてみるなど色々試してみたり使いこなせるとかなり色々な仕事が探せる。
⇒ ポテパンというフリーランス専門エージェント(唯一のプログラミングスクール卒業レベル可)を利用するつもりでしたが、思うようにいかない時はこちらで、短期のHTML/CSSや簡単な仕事で暫く食いつなぐ方法もあるとわかって心理的に楽になりました。(※最初はフリーランス専門エージェントでは大手のフリーエンジニアの案件探しは、レバテックフリーランスに応募しましたが、未経験なので跳ねられちゃいました。経験者ならここがいいと思います。)外国人客を取り込みたい(インバウンド)の中小企業は多いが、意外と何をしたらいいのかわからなく、アドバイスを求めている企業は多い。外国客を取り込むには、どういったことが効果があるのか、英語のサイトも用意するべきなのか、日本語のサイトしかなくても外国人にSNSサイト等で拡散された場合はどの程度効果があるのか、またどうするとSNSで拡散されるのかなどを分析して、それを元に御社ではこうするのが効果ありますよなどと提案できたりすれば、コンサル料が得れるかも知れないし、そこからサイトリニューアルの仕事を受注したりできる (無理な場合はできる人や業者を紹介) 。
⇒ こういうことを調べることは楽しそうですし、コンサルって難しそうなイメージでしたが、相談に乗っているうちにいつの間にかその分野に詳しくなっていて名実ともにコンサルになっていたり(というか資格は特にないので、勝手に名乗ってもよい)というパターンもあるんだなと思いました。何でもやりますよ/相談に乗りますよという姿勢が少しづつ仕事の幅を広げていくんだなと思って、そのスタンスでやっていきたいと思いました。いつか名刺にインバウンドコンサルタントとか書いてみたいw
あっ、ごめんなさい。実はここからが本題でした。この2年間のボツワナでのコンピュータ技術隊員としての活動と、この振り返り研修を経て、今後の方向性を決めたので、それを書いていきたいと思います。
活動経験をもとに生かせること
- ボツワナを知っている
- ボツワナに友人/知人がいる
アフリカに行ったことがない人がボツワナで何かやることって凄いハードルが高いと思うんですよね。まずやろうと思わないだろうけどw ネットである程度の情報を集められたとしても、テロの発生する可能性、治安はどうなのかなどのカントリーリスクは実際に行ってみないとわからないし、その点自分は安全な国って経験を持って知っているし、治安が悪い場所とかも理解しているし、道路等のインフラ状況、通信系のインフラ状況、できるプログラマーはどの程度いるのか?なども知っているし。
そしてボツワナに友人/知人がいるってだけでも大きなアドバンテージだと思うんですよね。大統領とコネクションがあるとかではないけど、こんなことやったら、ボツワナで流行るかなとか聞ける人がいるのといないのとでは、その差は限りなく大きいのかなと。
任国へ派遣前に思っていたことは、帰国までにITゼネコン業界に戻る以外の選択肢を探しておきたいと思っていました。自分の中で核となっているキーワードは2つあります。
- 柳に雪折れなし
- 中庸
- クランボルツの計画された偶発性理論
1つ目はそのままで、人と競って勝ち取るほどの闘争心だったり体力/知力はないけど、どんなに押されていたり逆境にいても、しなやかに過ごし、折れることさえなければいずれは元に戻れるということを胸に、無理に跳ね返そうとせず、でもいつかはビョンと元に戻るのを待つといったことです。
任国でも、同僚のITオフィサーが働かず、何とかしようと画策したもののどうにもならず、でもそれで心を閉ざすことはせず過ごしていたら、任期1ヶ月を切った段階でマルチメディア科のレクチャラとの協業が急に上手く進みました。ITオフィサーと遺恨の残る戦いをしたりw、やる気をなくしてたらこの転機は訪れなかったので、上手くいってなくても現状を保つだけでも大切なんだなって改めて思いました。
技術顧問の方がおっしゃっていた「任国へ行って仕事がなかった。だけど毎日オフィスに顔を出してお茶を飲んでいたら、数か月後、お前PC使えるんだっけ。だったらこれやってくれと仕事を頼まれた」という話し、好きな話の1つです。確かにお茶飲んでるだけなので、前には進んでないんです。でも、仕事ないなら来てもしょうがないならオフィス行かないとかしなかったから、下がってもいない。同じ位置にいる。進みが遅い途上国では特に現状維持するだけでも大事なことですね。数ヶ月するとふと転機が訪れることはあるので。
2つ目は、自分自身について常にバランスが取れた状態でいたいってことです。無理しないとか。広く考えると日本という国を考えたときにおいても。今は働き方についてちょっとバランスが取れてないように感じていて、昔みたいに終身雇用で会社に身を捧げつつ、会社からも守ってもらってといった時はよかったと思いますが(昔の働き方がいいという訳ではない)、最近は変わりつつあるけど、就職以外の道が少ないのは問題なのかなーって感じます。アメリカだとフリーランスとか、起業してみるとか色んな選択肢があるのに。典型的な例で言うと韓国。日本以上に就職以外の道がなく、それもサムスン等の大企業に入れないと人生終わりみたいな。ちょっと偏りすぎですよね。
頭のいい人にフリーランスだったり起業してもらったりして、大した能力ない自分は本当は会社に所属して生きていきたいのですが、頭いい人も就職するから、就職できない人や望まない仕事につかざるを得ない人が出てきたり、過労死といった問題が出てくる。もっとアメリカみたいに起業する人が多ければ、人材が足りなくなり、ブラック企業なんかで働かなくてももっといい条件で働けるようになると思うんですよね。
もう少し就職以外の選択肢で生計を立てる人、フリーランスだったり、起業を経て雇用主という立場の人が増えた方が健全な気がします。ただ今と違うことをすることはリスクのあることだから、現状を維持するって気持ちもわかります。もう少しフリーランスだったり起業する人が増えて身近にいれば、心理的ハードルは低くなると思うんですよね。自分もまだ心理的ハードルは高いですけど、自分がフリーランスになれば、誰かの心理的ハードルを下げるかも知れないと思って、まずはその道に進もうと思っています。
自分はサーバエンジニアなので、フリーランスになってもどこかの会社に出勤して働かざるを得なくてあまり意味がない。場所に囚われずに働けるのがフリーランスの魅力なので、Webプログラマー目指して今はTechAcademyの「オンラインブートキャンプ Webアプリケーションコース」でプログラミング(Ruby on Rails)勉強中です。20万程度の受講料を支払いましたが、受講後に帰国ボランティア教育訓練手当制度を利用しようと思っています。16万円戻ってくるといいな!
そろそろ学習も終盤に差し掛かり、オリジナルサービスの作成に取り掛かるところなので、過去の作品を確認していたら、ルワンダ隊員がTechAcademy Contest 2017 Fall 受賞作品のデザイン部門の最優秀賞(作品名:アフリカ・ルワンダ・スタディツアー「START」) に選ばれていました。この方、ルワンダにいる間にオンラインスクールで「オンラインブートキャンプ Webデザインコース」でWebデザインを習得してたみたいです。凄いですね!
※ 取り敢えずアフィリエイトを貼ってみたので、昨日まで無職だったけど、今日からフリーランス(アフィリエイト)してますと名乗っていいのかな?祝無職脱出!!アフィリエイターは目指してないけど。というか、誇大広告(または虚偽)のCMは審議になると思うけど、虚偽のアフィリエイトは取り締まらないのかなー?ある商品検索して、いくら検索してもいいこと書いてなくて(商品名+悪いでも出てこない)、そんな訳ないだろと思いながらもいい評判しかなくうーんと思いながらアマゾンのレビュー見たら最悪だった。アフィリエイターもアマゾンレビューまでは書けない(書かない)からね。
※ ちなみにこのブログ、ボツワナにいる2年間で、Google Adsenseで細々と311円稼いでたようです(笑) 実は既にフリーランスだった??
3つ目は、今回の研修の中で初めて聞きました。これから核にしていきたいと思ったことです。人づてに聞いた話で、Webプログラミング&AWSが使えることに加え、IoT/ブロックチェーン/AIにも知識があるので、高単価を受注出来ているという話しを聞きました。後半3つの好奇心が、計画された偶発性を引き起こしている例なんでしょうね。レールを外れる冒険心は、協力隊応募した時点でクリアしているから問題ないとして(笑)、残りの4つを意識して、フリーランスとして上手く立ち回っていきたいと思います。
クランボルツの計画された偶発性理論 (Planned Happenstance Theory)
個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え方。その計画された偶発性は以下の行動特性を持っている人に起こりやすいと考えられる。
- 好奇心を発揮して、あえて未経験分野の仕事を受注する
- 持続性に勝る実績はない
- 柔軟性を持って、自分の立ち位置を切り替える
- 困難をチャンスと捉える楽観性
- 勇気を持ってレールを外れる冒険心
参考
フリーランスがクランボルツの「計画された偶然」を引き起こすには?
で、上手く話しを纏められるかわかりませんが、「シリコンバレーって天才が多いのではなくて、起業する人が多いから当然成功する人も出てきて、身近な人が起業してるから、じゃあ俺も起業してみようかなみたいに、起業に対する心理的ハードルが低い」という話しがとても気に入っていて、何かをやることに対する心理的ハードルが低いことって凄い大きい要素なんだなーって印象に残ってました。ルワンダ隊員は、数年前から、毎隊次1人はルワンダに戻ってくるそうです。これも最初にルワンダに戻った人は少し心理的ハードル高かったと思うんですけど、たぶん今はそんなハードルは無いようで。今回は誰が戻ってくるの?といった感じみたいです。
ボツワナも隊員でボツワナに戻って仕事している人はいないから心理的ハードル高いけど、やってみたら意外とそんな大変じゃないかも知れないし、マーケットも小さいけど他の国に展開するのもありだし、アフリカに挑戦して他の人がアフリカで何かやろうって思う心理的ハードルを下げるってことについては少し共感も得れたので、Webサービスの立ち上げを目指していきたいと思います。やってみることに主眼をおいているので、色々試して無理なら、無理せず、テヘペロって言いながら帰ってきます。
今は自分の中の心理的ハードルを下げる為に、アフリカで活動している人に積極的に会うようにしていています。本業で稼げなくても、最悪リモートワークで日本の仕事をすれば食べていける話しとか聞くと、まあ何があっても意外と何とかなるのかと気が楽になるし、日本にいるより刺激的な日々なんだろうなって羨ましくなります。フリーランスとしても早く安定させたいから、フリーランスの人ともなるべく多く会う機会を作っていきたいと思っています。今日はこれからアフリカの講演会で知り合った方のお誘いで、ケープタウンに所縁がある人達が集まるケープタウンで採れたオーガニックワイン会に参加してきます。ここでまた興味深い話しだったり、繋がりが持てたらいいなと思います。
先日は、【5/25】3年無給の社会起業家・内藤獅友さん講演会 「命を賭けてアフリカを変えたい!」に参加してきました。タレントゾマホンの甥(彼も名もゾマホン)に、アフリカを自分たちの手で変える為に一緒にやって欲しいと言われ活動しているのだそう。外国人に頼るのではなく、アフリカ人でアフリカを変えていこうって人中々いないと思うので、そう言われたら、ちょっと心動かされるかも知れないですね。無給では私は絶対働かないですけど(笑) 西アフリカのことはあまり知らなかったんですけど、今もフランスが発行しているCFA(セファ)という西アフリカの共通通貨により、フランスの経済的な植民地状態にあるらしいです(フランス政府がレートを決める)。
西アフリカはいまもフランスの植民地!?「CFAの廃止こそが真の独立だ」
すぐボツワナ行く訳でなくそこまでの道のりは幾つかあるので、一つづつ進んでいこうと思います。
- 6/3のオンラインプログラミング終了に向けて、オリジナルサービス作りに専念
- フリーランスとして仕事をしながら資金と経験を積みながら、サービスをブラッシュアップする
- ボツワナでサービス公開して反応を見る
- 食べていけそうならボツワナに行く
ここまで読んでくれる人いるのかな。もしいたら、長々とご覧頂きありがとうございました。