フリーランス専門エージェント
先週 フリーランス専門エージェント ポテパン に打ち合わせに行ってきました。今は3つほど案件を紹介してもらい(1つはスキルがマッチしないので見送り)、2つは自分のスキルとマッチしていたので進めてもらっています。
フリーランス専門エージェントと言えば、業界最大手の レバテック が良さそうですが、Webプログラミングはオンラインスクールで習得しましたが仕事としては未経験で、かつ職務経歴書にがっつり書いているサーバ構築/保守の仕事はしたくないですWebプログラミングの仕事したいですとコメントを添えてしてメールしたら、「後日、弊社スタッフより改めてご返信させていただきますので、今しばらくお待ちいただけますと幸いでございます。」という自動返信メールを受け取ってから、3ヶ月経っても返信がきません… まあいくらプログラマ不足とはいえ、未経験のフリーランスはスルーされて当然だよね。企業に紹介したところで、企業側が未経験に仕事を任す訳ないから、エージェントとしては無駄な時間を過ごすだけになる訳だし。
かと言ってサーバ構築/保守では企業に常駐しないと成り立たない仕事だから、フリーランスのメリットであるリモートワークができる、自由な時間に働けるというメリットが何一つ受けれないから嫌なんです。
だた、上記のポテパンは「ポテンシャルをパーンと上げる」の略でもあり(笑)、新興のフリーランス専門エージェントなので、果敢にも経験浅く案件が決まりにくいエンジニアにも手を差し伸べてくれているのです。Ruby on Railsがっつりな案件はさすがに無理なので、LinuxからRubyまで幅広くフルスタックでやってね的な、強みを活かしながらRuby経験も積めるグッドな案件を探してきてくれました。今週面談です。上手く進むといいな!
なので、オンラインスクール等でWebプログラミングを習得した人は、まずは就職することをお勧めします。プログラマ不足なので、オンラインスクールがそのまま転職エージェントも兼ねていて、若い人なら転職決まったら、受講料が返ってきたりもします。2年間くらい働いてからフリーランスになれば、仕事は幾らでも見つかりますし、給料も上がります。ただ自分は年齢と諸事情でその2年間は待てないので、未経験でフリーランスになるという棘の道を歩むことにしました。
誰か仕事くださいと言いたいところですが、当面は”Ruby on Rails”を中心としたWebエンジニア経験を積みたいので、企業に常駐して普通の会社員と同じ生活を送ろうと思います。それが上手く進まなかったら、誰か仕事くださいm(_ _)m まあでも今はクラウドソーシングと言われている Lancers や CrowdWorks があるので、ここで探していこうと思います。
ちなみに今は、フリーランスの案件獲得までの繋ぎとして、同期隊員から紹介してもらった複数のExcelファイルのデータを共通IDで結合するという 在宅ワーク をしています。ですが、スタバとか図書館とかで仕事してるので、エンジニアとしての小さいプライドで、本人的には リモートワーク してるということにしています。データの正確性を求める為に2人に同じ仕事が与えられていて、1人は当然Excelのvlookupを使うのですが、できれば違うやり方でデータ結合して欲しいとのことだったので、MySQLでDB作成してテーブル作成後にデータ結合して、それをExcelに戻すという面倒なことをしていますが、意外にもちょっとエンジニアっぽい仕事ができているので本人的には満足しています。
なぜフリーランスになろうと思ったかですが、一番大きいのはITゼネコン/IT土方と揶揄されるSIer(SES業界含む)からの脱却です。自社サービスでなく、顧客に納品するので、設計書やら色々なドキュメントが必要になり、ドキュメントの体裁や誤字脱字に注意するといったエンジニア的には無駄な工程が発生したり、スマイルカーブと言われることからも下流は儲からない、なら上流工程を目指せばいいじゃんってことになりますが(難しいけど)、給料いいのは羨ましいけど、プログラミングはせず、「Excel職人」としてWBSと呼ばれる工程管理表を作り進捗をチェックするだけだったりします。「仕事が楽しくて給料も良い」という2つを満たす解はここにはないのです。
あとSIer(主に金融証券系)は機会に恵まれないとスキルをあげられないんですよね。Oracleを触る機会を貰えなかったエンジニアはいつになっても機会を貰えない。勉強しようにも資格を取るくらいしかできない。自宅でサーバ立ててライセンス払ってまでOracleを勉強しようとは思わないし。その点、Web系だとフリーなMySQLを自宅PCにインストールして勉強できるので、MySQL使えますよと答えられるからDBの仕事も得ることができる。
今回のフリーランスの案件でも、募集要項にLinuxのバージョンアップ経験の有無を問われていました。正直なところ経験ないです。サーバをリプレースして、ハードの性能を上げて、OSやミドルウェアのバージョンも上げて、その上で動くシステムも併せて更改するというのが大規模システムの一般的なやり方なので。商用UNIXだとライセンスを持っていないので確認できないですけど、フリーなLinuxならすぐ確認できるので、その日に自宅PCのLinuxをバージョンアップして、経験ありますと回答することができました。大して難しくないことを、やったことがないだけでできませんと答えなければいけないのは結構ストレスで、Web系だとその場でちょちょっとやってみて、できますと答えられるのは凄くスッキリします。Tomcatの構築有無もあると尚よいとあったので、ちょっとトライしてみましたが、こちらは上手く行かなかったので、正直に経験ありませんと答えました。
参考
ITゼネコン(SIer)は、関わるすべてのエンジニアを不幸にする
SES業界とスマイルカーブ
好きな言葉は、ピカソの『いかなる創造活動も、はじめは破壊活動だ。』です。
どうやったらこのITゼネコン構造がよくなるのだろうかとか、上流工程に何とか入り込んで給料だけでも上げたいとか考えるよりも、『破壊』、すなわち『バイバイ、ITゼネコン業界』したかったのです。Webエンジニアにキャリアチェンジして、さらにフリーランスになれば、時間に縛られず、場所に囚われず(例えば海外で暮らしながら)仕事も可能になると思って、フリーランスになろうと思ったわけです。
とても気に入っていた本があります。頑張って思い出そうとしたけど思い出せない。。内容は、アイビーリーグと呼ばれるアメリカの有名大学を卒業したエンジニアの卵が投資銀行に流れていくのを著者が憂いていて、社会の課題解決に取り組んでいるいい会社は沢山あって、エンジニアを欲しているんだけど投資銀行ほどの給料は払えず、優秀な学生は全て投資銀行へ吸い込まれていく。優秀な金融工学を学んだエンジニアは数字をこねくり回して莫大な利益を上げるも、世の中に何も役に立っていない仕事をしている現状に苦悩し(高額な給料を貰っていてもこんな無意味な仕事はしたくない)、リーマンショックを機にエンジニアが開放され、GoogleやFacebookといったテック業界にどんどん人が流れていったという内容だったと思います(リーマンショックは不幸な出来事でしたが、それによってエンジニアが高額な給料を餌に投資銀行に縛られることがなくなり、本当にやりたい仕事を選べるようになった)。
同じように日本にも優秀な人達は沢山いると思うので、SIerと呼ばれるところに縛り付けられていて、非生産的な仕事をしている多くのエンジニアが開放されると、日本のテック業界もさらに活況を呈するのではと思っています。
Schoo – 学べる生放送コミュニケーションサービス
フリーランスになるにあたって、色々情報収集しようと思っていたら、Schoo という生放送動画サービスが、Lancersで活躍するフリーランスに学ぶ『登録1年で実績を出すコツ』 というのを無料開放していたので、取り敢えず見てみようと受講したら、かなり良かったです。双方向なので、こっちから質問は万々投げられるし、司会の人が一斉に来た質問を一つづつ処理してくれるので、誰かの質問が終わるのを待つ必要がないのと、ぼーっと動画を眺めているのとは全然違うので、ずっと頭が活性化しっぱなしでした。ニコ生はあまり使ったことがないんですけど、ニコ生が流行ったのも同じ理由なんでしょうね。
30分過ぎたら無料放送は終わりですと言って、続きの30分はプレミアム生放送(有料)でみたいな流れになって、普段なら 騙しやがったな、2度と使わん! と思うところですが、良かったのでつい月額980円のコースに申し込みをしてしまいました。やられたっ!
クラウドソーシングでの実績の上げ方を一通り受講して見たんですけど、最初は安い単価でも色々受けてみて、そこから徐々に自分に合って単価もいいのを選んで、かつ継続的な関係を築ける顧客を2、3見つけていくっていうのが王道のようです。顧客側もいいエンジニアが見つかれば、都度募集して当たりか外れかわからないエンジニアを見定めながら仕事を依頼するより、同じ人に依頼した方が楽なようです。