先週は日曜もナショナルスタッフを含めたローカルな人たちとのランチだった。今日は完全OFFなので、せっかくなのでビーチに行って足だけでも海に入ってみることにした。事務所を出てすぐビーチに降りる階段があるが、ここは危険とのことなので、別なルートからビーチに向かう。
右に海を眺めながらビーチへ行くルートを探すが、高級住宅街が続き、またゲートがあったりと入ることができない。高級住宅街専用のビーチのようになっているのだろうか。
ひたすらてくてく歩いていると、急に銃を持った警備員が現れ、反対側の道を歩けと言ってきた。おぉっ、びっくりした!進入禁止の看板もなく普通の道路を歩いていただけなのだが、しいていえば塀が高い。重要な施設なのだろうか。とりあえず車道を挟んで反対側に渡る。
GLORIA MALLというモールを発見。マプトに来てからこじんまりとしたスーパーにしか入ったことがなかったから、来週もまだマプトに滞在していたら、行ってみようと思う。
2-3km歩いただろうか、1時間弱歩いた気がする。やっとビーチっぽいところに到着。び、微妙。。あとから聞いた話しではそもそもここは遊泳用のビーチではないとのこと。
カップルが2組出現し、ちょっとビーチらしくなってきた。
フレッシュフルーツジュースを購入。100MZN(200円弱)
うん、美味しい!
海辺のレストランが2軒あり、片方のレストランに入る。プールもついていて、少しリゾート感が出てきた。海風も気持ちいい。
モザンビークの特徴として、歩いてものを売り歩く人が多い。ボツワナは少なかった気がするけど、インドもそうだし、ザンビアやジンバブエでも見かけた。ただモザンビークはその数が多いしバラエティーに富んでいる。夜にピカピカ光るものとか(イベント時だったらわかるのだが、普通の日に売れるのか?)、彫刻品はジンバブエでも見かけたけど売れるのか疑問だし、絵画も売れるのか謎が多くて面白い。
こんな感じで、ボクシングのラウンドガールのように彫刻品や絵画、民芸品などをオーディエンスによく見えるように掲げて、ゆっくり行ったり来たりします。グイグイ売りにくるわけでもなくまるで背景のような、CM入りまーすといった感じで自然に広告が車窓のように流れていくのが自分は結構気に入っていて、シュール過ぎて笑いそうになる。
フィッシャーマン。モーターではなく、棒で海底を突いて進んでいる。原始的だ。。
シュリンプ&チキン。1300MZN(2500円弱)
ゴミ箱は至るところにあるのだが、ゴミをゴミ箱に入れる習慣がないからゴミが散乱してしまっている。。
ビーチに沿って帰ろうとすると、魚の彫刻を持ったモザンビーク人が声を掛けてきた。200MZNでどうか?と。いらないよと断ると、韓国の1000ウォンを100MZNだかで交換してくれないか?と。ん?なぜに韓国ウォンを持っている?ペンバで手に入れたとのこと。約100円だからチップか何かで貰ったのだろう。自分が韓国ウォンを持ったところで日本で使えるわけではないので、当然断る。
ビーチに民芸品をずらっと並べたモザンビーク人が声を掛けてきたので、Boa tarde(こんにちは)と返す。当然何か買ってくれと言ってくるのだが、来週ナンプラにフライトするし、スーツケースに空きはないよと断る。かもめのような民芸品は取り外しができ、外すとこんなにコンパクトになるんだと力説してくる。確かにコンパクトになった!が、コンパクトであろうとなかろうと、不要なものはいらないのだ。
魚の彫刻を持ったモザンビーク人がまだ私の横を歩いていて、今日何も食べていなくてあなたが200MZNで買ってくれればご飯が食べられると言ってくる。100MZN恵んで貰えれば何か食べられると言ってくる。たぶん嘘は言っていないと思うけど(魚の彫刻がポンポン売れるとは思わないし)、逐一見知らぬ人に同情していたらキリがないので、全く心が揺れなくなった(ボツワナ赴任時の半年間くらいはちょっと葛藤したりしてた気がするが)。
いらないものは買わないし、例えわずかであろうとも、見知らぬ人に恵むつもりはない(このポリシーを曲げるとキリがないし、悩みは尽きなくなる)。ただ、事務所に戻る道案内をしてくれるならチップ(50MZN)を上げるけどどうする?と提案し、道案内してもらうことにした。まあ来た道を戻ればいいので帰れるけど、説明とか聞きながら戻るのも悪くないかなと。
歩いていると、あそこが大統領の公邸だよと説明を受ける。あっ、銃を持った警備員に脅されたところだw 大統領の公邸だったのか!そして、またフィッシャーマンを見つける。このあたりでは小さい魚しか取れないとのこと(大きい魚はもっと沖合に出る必要があるようだ)。
何で今の仕事を選んだのか聞いてみたかったが事務所の近くに着いてしまった。フレッシュフルーツジュースを売るなら確実に売上は立つのに、なぜ売れるか微妙な彫刻品を売るのを仕事として選択したのかが理解に欠けるが、フルーツジュースを絞る器具を買う資金が無いからやりたくてもできないのかも知れない。でも30MZN程度のスナックを売るほうがわずかでも確実に収益は立つ。理由があるのか、そこまで考えが及ばないのか。ただ彼らは現地語に加えてポルトガル語と英語が話せたりと一定の能力はあるように思える。
あと、子供がスナック菓子を売り歩いているのもよく見かける。児童労働にあたると思うのだが、学校に通えていないのだろうか。給食はないのだろうか。過去のモザンビーク隊員のブログを読めばその辺はわかるかも知れないので、時間ある時にネットサーフィンしてみようと思う。
お釣りを用意しない文化をわずかでもいいから変えたいので、前回子供に40MZN渡して30MZNのお釣り(10MZN)がないならいいよと言ってしまったが、お釣りがないなら買わないという方針にしてみようと思う。