ついにボツワナに到着しました!
最初の5週間は、27年度4次隊メンバー4名で首都ハボロネでセツワナ語の研修を受け、その後それぞれの任地へ移動します。
1日目(Wed)
Time | Content |
---|---|
10:50 | セレツェカーマ国際空港到着 |
10:50-11:30 | 空港からドミトリーへ移動 |
11:30-11:45 | ドミトリーの確認 |
11:45-12:00 | JICAオフィスへ移動(途中で弁当購入) |
12:00-13:30 | 昼食 |
13:30-13:45 | 一時的な携帯電話と当座の生活費を受け取る |
13:45-14:00 | 携帯電話ショップへ移動 |
14:00-15:30 | SIMカードを購入 |
15:30-16:00 | ドミトリーへ移動 |
16:00 | ドミトリーオリエンテーション |
香港、ヨハネスブルグを経由して、ボツワナのセレツェカーマに到着。JICA専属ドライバーのエリジャさんの車でJICA事務所へ移動。雨季(11月~3月)が終わり、これから乾季(4月~10月)に向かう季節。日本の冬に該当する季節が6月から8月なので、この時期は暑さも少し落ち着き、日本の9月くらいの気候に近い。
途中、惣菜屋のようなところでお弁当を購入。白いのが、メイズ(とうもろこし)の粉を煮てから練って固形状にしたシマ(ボツワナではパパ(Pap))。味がしなくてまずいという前評判だったが、確かに味はしないが普通に食べることができた。肉も問題なく食べることができた。
首都ハボロネのJICA事務所に移動後、昼食。JICA職員は8人(うち日本人3人)いるようだ。事務所から下を眺めると、首都とは思えないのどかな風景が広がっていた。その後Mascomという携帯電話ショップでSIMカードとプリペイドカードを購入。100プラ分の通話とネットができるプリペイドカードを購入した。後日先輩隊員の話しを聞くと、ネットはあっという間に使い切ってしまうので、通話分だけ購入して、ネットはドミトリーや赴任先のWi-Fiだけ使うのがいいとのこと。実際4日後に100プラ分ネットで使い切ってしまい、もう電話を掛けることが出来なくなってしまった。。今後は通話分だけ購入することにしようと思う。
※ 113 JPY ≒ 1 USD ≒ 11 BWP なので、およそ1プラ=10円
ドミトリーは4部屋あって、それぞれ3~4つのベッドがある。基本は新規隊員が使用することになるが、週末は先輩隊員が戻ってくることもあり、男2部屋、女2部屋で割り振られている。設備は一通り揃っており、調味料は逆にありすぎてよくわからない。
歓迎会は週末に別途あるようだが、平日に集まれる首都隊員の方がプチ歓迎会を開いてくれた。自分達4人を加えて、ボツワナ隊員は19名の模様。
2日目(Thu)
Time | Content |
---|---|
08:15-08:30 | JICAオフィスへ移動 |
08:30-09:30 | 支所長講話 |
09:30-10:30 | ボツワナにおけるJICA事業について |
10:30-11:00 | 査証申請 |
11:00-12:00 | 銀行口座開設 |
12:00-13:30 | 昼食 |
13:30-14:00 | 全オリエンテーションスケジュールの説明 |
14:00-16:30 | 安全対策について |
ボツワナ支所長からボツワナの現状と課題についてのお話しを伺う。ダイヤモンドが発掘されて経済的に潤い、教育への財政支出は高い反面、独立後わずか50年で行政としての経験は浅く、産業はほとんどなく、失業率が高いことが課題の模様。技術導入に注力してきたが、依然ボツワナ人の技術レベルは低いとのこと。セミナーを受けて満足するなど、学んだ技術を活かすところまで及ばないところが問題のようだ。JICA支所の目標は『産業の多角化と貧困削減に向けた支援』とのこと。
ボツワナに日本人は80人(内JICA関連42人)で、ボツワナに進出している日本企業は4社と少なく、大手ではダイヤモンドの掘削などでコマツなど。12月~3月は40℃と暑い雨季が続き、7月~8月は冬で朝晩はストーブが必要となるほど冷え込むとのこと。冬は暖房を使う為たまに停電があるとのことで、また今月まで雨季だったにも関わらず雨があまり降らなかったので、JICA事務所のトイレは断水していた。
この後に小切手の換金に行くがイースター前で込み合っており、次の予定もあるため途中で断念し、銀行口座を先に作り、その後に小切手の換金を行うこととなった。昼食も夕方まで食べる時間がなく、ほぼ一日中銀行で過ごすことになってしまった。
ドミトリーへの帰り道、River Walkというショッピングモールで夕飯を購入。ドミトリーに戻って暫くすると、先輩隊員が続々と戻ってきた。このイースターの4連休で一つのグループはボツワナのキャンプ場を巡り、もう一つのグループはサン族に会いに行くそうだ。ドミにある寝袋やテントを玄関前に運び出し、かなりの荷物。イースターで店も開いていない可能性があり、4日分の水や食料も持っていくとのことのなので相当な量だ。
先輩隊員から強盗などの犯罪事情を聴いたところ、先輩隊員の中で空き巣や侵入強盗にあった隊員がいた話しを聞く。比較的安全な国と聞いていたし、街中の雰囲気も如何にも犯罪が起こりそうな雰囲気はないだけに、危険な街なのか安全な街なのかどう理解していいのかわからない。何日か過ごしてみて、ボツワナ人にとっては女性も含めて安全な街な気がするが、外国人にとっては危険というか、外国人だけ狙われているという状態が正しいのだろう。
3日目(Fri)
同期隊員4人でRiver Walkモールへ行きランチ。外食は高い(吉野屋のように安く食べられる店がない)が、弁当はお手頃な価格。
現地の生活費としてボツワナは物価が高いので6万ほど頂ける。現地の人と同じように過ごせば充分暮らせる額だが、逆に言えばこちらの金銭感覚にきちんと合わせる必要がある。どういう経済感覚で今後過ごせばいいか計算してみる。日本で仮に20万の給料で家賃8万を除いた12万を生活費として換算した場合、使えるお金は日本の半分ほどになる計算。ボツワナで1000円のランチを取ることは、日本で2000円のランチを取ることに匹敵する。ボツワナで外食はかなりの贅沢な行為なのだろう。基本は総菜屋でご飯を買うか自炊をしようと思う。
4日目(Sat)
今日は1人でRiver Walkモールへ行った。安全上の理由から当面は遠くへ行けないし、やることもないし、ビールでも飲もうとスーパーで購入しようとするも、イースター明けの火曜まで酒は販売していないとのこと。仕方がないのでお酒が飲めそうな店を見つけ、そこで軽食とビールを注文する。チリソースの様なものがあったのでスクランブルエッグに掛けて食べたらとても辛い。ラベルを見るとハバネロだった!ハボロネでハバネロ!翌日お尻が痛くなる。。
薬局でコンタクトケア用品を購入。店員さんに聞くとこの1種類しかなく、ソフトレンズをクリーンにすると書いてあるからこれでいいのかな。うーん、本当にこれでいいのかな!?後日先輩隊員に聞くとこれを使っているとのこと。よかった~!
5日目(Sun)
今日は少し遠出してハボロネ駅に行くことにした。駅の手前の中心街には各官庁の建物や大使館があり、Mail Mallがある。そこから駅に向かう途中にボツワナ共和国初代大統領セレツェ・カーマの銅像があった。セレツェカーマ国際空港は同大統領が由来だ。
駅前のRailpark Mallは少しハイセンスなショップが多く、値段も少し高め。帰り道、警官に呼び止められる。これからドミトリーに戻る旨を伝えると、危険なのであまりここを歩かない方がいいと助言を受ける。この通りでノートPCを狙った強盗があったようだ。いつが危険なんだと尋ねると、anytimeだそうだ。女性も一人で歩いているこの見晴らしのいい真昼間の大通りが危険なら、どこが危険でないのだろう。外国人が歩く道は全て危険な道なのかもしれない。調整員の方によるとそこまで危険な道ではないはずとの話しと、ちょっとしたことに難癖をつけて賄賂で解決を要求する警官も一部にはいるとの話しを聞く。警官に危ないからドミトリーまで送っていくと言われて断った経緯があったが、それは単なる親切心だったのかも知れないし、もし乗っていたら金銭を要求されたかもしれない。どの情報が正しいのか今はまだわからない。