【eLV】ITコンサルタントへの第一歩シリーズ~課題の仮説立案①~ に参加してきました!とてもいいワークショップだったので、学んだことを忘れずに記しておきます。
冒頭で、海外のエンジニアはコンサル含めて業務を行うので給与が高く、日本は分業化している為、与えられた仕様書に沿ってプログラミングするだけなので給与が低い状況にあり、この状況を改善する為にエンジニアにもっとコンサル部分から関わるようになってもらう為に、セミナーを開いているとのことでした。
分業化していることでエンドユーザが支払うコストも高くなっているのと、ちょっとした仕事でITコンサルに大部分を持っていかれて残りをエンジニアが分配する状態はどうしたものかと思っていたので、エンジニアがITコンサルの方まで手を広げる、もしくは知見を持つことはとても大切だなと思いました。ITコンサルからプログラミングまで一貫してできるとスピードは格段に速いし、そのような人がスタートアップを起業しているのかなと思いました。
私のバックグラウンドはインフラエンジニアです。ITコンサル(要件定義)~基本設計~詳細設計~サーバ構築の工程において、サーバ構築を生業としていたので、ITコンサルはちょっと遠い世界/関わり合いのない世界と思っていました。今はWEBエンジニアに転身してサービスを作る側に回りたいと思っています。
オンラインプログラミングスクールでの2ヶ月間のWebアプリケーションコース(Ruby on Rails)が終了したので、『課題は何か』⇒『どんなサービスがその課題を解決できるか』を意識することは大事なのかなと思い、ちょっと自分には敷居が高いと思いながらも参加してきました。上記のリンクを辿ると、『プラグマティック・ペルソナ』 『ゴールデン・マンダラ・チャート』 『ゲーミフィケーション』 などの聞いたことないカタカナ用語が満載で、自分のように躊躇してしまいそうになった方は多かったのではと思います。
参加者は、ITコンサルを仕事にはしていないけどその視点や考え方は学んでおきたいという人がほとんどで、また講師の方も受講者のレベルに合わせてその場で進み具合を調整してくれたのでとても良かったです。例えば課題を考えるにあたり、現状/目標/問題/課題に明確に分けて考える必要がありますが、自分もそうでしたが他の人のも含めて、課題だと思っていたのが問題だったり、現状がぼんやりし過ぎて、そこからは目標や課題は見つけづらかったりといった状態でしたが、講師の方のアドバイスで軌道修正されながら前に進めました。
コンサルやっている人は常に上記を意識したり訓練しているので、現状は○○だから目標はその反対で、そこのギャップが問題で、そうすると課題は○○という風にパッと出てくるのでしょうけど、慣れてないと日本語に自信が無くなります(課題と問題について、辞書を引きたくなりました)。笑
今回のゴール
下記が今回のゴールとのことで、最初に聞いたときは??でしたが、セミナー実施後には無事ゴールに辿り着けました。
- 課題を取り巻く構造を把握する
- 課題の仮設立案を実施する
誰が何に困っているのかを、興味を持ち、言語化する必要があります。なので、誰かが何かに困っていることについて興味が湧かない人は、今日は何も学べないので帰った方がいいそうです。笑
個人ワークショップ(セミナー実施前)
夏休みに遊園地にきてくれる顧客が抱えている課題を書き出してください。
課題を書き出せているような気はしますが、ぼんやりとしています。家族連れが対象なのか、カップルが対象なのか明確に定義できていません。
課題の仮設立案
問題解決へのアプローチ
お金を払ってでも解決したいと思う課題なのかどうかが重要!1000円以下の課題は、サービスとしては提供できない。1円も出せないものは、課題ではなく愚痴のようなもの。100万以上集まると、30万の給与が出せる。当面の目標は1万円以上。上記の遊園地での課題に1000円以上出してくれる人はいなかったので、このレベルの課題ではボツということになります。
現状を詳しく書くと、問題や課題が書きやすい。現状と目標が乖離しすぎていると、問題や課題が無限に浮かんで収集つかなかなくなる。
プロトペルソナ
アフリカに行く2年前はあまり聞いたことが無かったですけど、最近よくでてくるフレーズですね。困っている人1人を設定し、その目の前の人を助けるつもりで考える。
個人ワークショップ(セミナー実施後)
上記内容を踏まえ、プロトペルソナを設定し、現状/目標/問題を書き出し、そこから課題は何かを導き出します。
プロトタイプペルソナ: 意中の女性と初デートする男性(このデートが上手く行くなら多少の出費は構わない)
現状: 行列が長く、長い待ち時間が発生
目標: 女性が楽しかったと感じること
問題: 待ち時間が長い、待ち時間が退屈による女性の満足度低下
課題: 行列に並ぶ時間を減らす、待ち時間を楽しく過ごす施策
ここまでくると、解決策も浮かんできます。
- アプリでどのアトラクション/レストランが空いているか確認し、空いているところを狙って待ち時間を減らす
- 待ち時間にアプリで移動販売できるものは無料で呼べて購入できる、貸しイスとかも借りられる、有料でミッキーなども呼べる
セミナー実施前後で比べると、課題を明確にし、この課題解決にお金を支払ってでもよいと思える解決策が、実施前に比べてできてきたような気がします!
人気のセミナーなので、次回の課題の仮説立案②は既にキャンセル待ちになっていました。。当日残業によるキャンセル多発を期待して、キャンセル待ちに登録しておきました。