アルバイト生活7か月を経て、無事正社員になりました~!!ありがとうございますっ!!
開発未経験の壁
以前の投稿でも書きましたが、第1のハードルがプログラミングを習得することだとすると、第2のハードルは開発の仕事に就くこと(転職)になります。下記の方のnoteを読むと、東大卒医師というとても優秀な頭脳を持ってしても、開発未経験からの中途採用は非常に厳しいということがわかります。
・地頭のいい人の圧倒的な成長力!
・でも未経験というだけで応募の返信すら来ない厳しい現実(何なんでしょうね、経験者を奪い合うだけじゃ不足するプログラマが増えるはずもないのだけど)
・Twitterでの発信からポテンシャルを感じたGoogleリクルーターから英文のメール届く!#刺激になるnote https://t.co/VFRLN3ouBm
— Hideo Amezawa | granum Founder🇧🇼 (@hideame33) August 2, 2019
開発未経験というだけで、選考書類に目を通して貰えないんでしょうね。開発未経験だけど、結構勉強して自信あるよーという人は、paizaラーニングのスキルチェックを受けてみてください!Cランク以上取れれば、書類選考なしでカジュアル面談が可能な求人がメールで届くようになります(※よく見ると実務経験1年以上とか記載されていますけど、面談で好印象を与えられれば、道が開けるかも知れません)
自分は開発経験半年弱でトライしたところ、Cランク取得できました。実務経験なしの状態でトライしてたら、自分はCランクは取得できなかったと思います。推定年収はちょっと盛ってますね。Cランクではこんなに貰えないと思います(※フリーランスだったらこのくらい貰えるかも)
開発未経験が理由で正社員の職が見つからなくて、でもどうしてもWebエンジニアになりたいという気持ちが強い人は、インターン&アルバイトを視野に入れてもいいかも知れません。
7ヶ月のインターン期間を経て正社員に!#プログラミングが翼を与えてくれた に共感!
自分も7ヶ月のアルバイトを経て正社員に。未経験から正社員の道が厳しければ、インターンとかもありなのかも
アプリ版Progateから2ヶ月で、アイドルからエンジニアに転職! https://t.co/CCeOEmf3le #Progate
— Hideo Amezawa | granum Founder🇧🇼 (@hideame33) August 9, 2019
ただ年齢が若ければポテンシャル採用があるので、若い人には最初から正社員を目指して欲しいと思います。エージェントを介してしまうと、採用フィーが掛かる分不採用になりがちなので、wantedlyなんかを利用するといいと思います。
テストという壁
アルバイト採用後、最初の3ヶ月はテストチームで仕事して慣れていってねと言われました。もちろんテストには興味なく、最初からプログラミングがしたかったのですが、他の開発未経験者募集のアルバイトの選考でも、書類(年齢)で軽く落とされていたので、3ヶ月辛抱することにしました。
彼を知り己を知れば百戦殆からず(孫氏)
元々インフラエンジニアなので、IT業界未経験ではないんです。フランス料理のお店で20年調理していた人が、イタリアンのお店に転職したら、「あなたは未経験だから3ヶ月は洗い場よろしくね」と言われてるようなものなので、3ヶ月辛抱するのはモチベーションを維持する意味でも結構ギリでした。
20年近く社会人として働いてきたので、3ヶ月辛抱してれば自動的に開発に移動できるなんて甘い考えは持っていなかったので、まずは情報収集することにしました。テストチームでの夕会というのはありますが、それ以外のミーティング的なものは殆どなく、ランチも別で取る社風なので(それは気にいってますが)、待っていても、開発の人がどんな開発をしているのかとかの情報は一切入ってきません。
色々な人をランチに誘ったり、帰りの時間を合わせたりと、コミュニケーションを取ることに励みました。すると衝撃の事実が!!
ここ1年半の間で、テストから開発に移動した人は2人いますが、元々開発経験のある人でした。
開発経験のない2人は、1年近くテストチームのままです。
そして、(上記理由で)近々2人とも辞めます。
ええぇーーー!!
1人は自分と同じく3ヶ月はテストでと言われてたようです。で、1年経った今もテストチーム(彼は正社員なので、給与的にはまだマシですが)。。もう1人は旦那さんの都合で引っ越しの可能性もあるとのことで、テストチームかつアルバイトで良かったみたいですが、時給は上がらなかったとのことでした。。
やべーとこ入っちゃったのかな。。
テストチームのままずっとアルバイトで安く使われて、そして転職したくても開発経験ないから転職できないという、、圧倒的に不利で救いようのない未来が目の前をよぎる。。
2日間くらいは「やべーとこ入っちゃったのかな」が頭の中でヘビーローテーションしましたが、その後孫氏の言葉に立ち戻りました。
「彼を知り己を知れば百戦殆からず」
状況を把握したからには、圧倒的なポテンシャルを見せて、戦況を有利に進めるのみ!
- 半年かけて覚えるテスト業務を1ヶ月で習得
- 凄いですねーと言われたが(開発未経験なだけで、業界未経験でないので微妙な気持ちに)、3ヶ月でテストチーム卒業するなら半年掛けちゃ(ry
- テストはRSpecとかで自動化されてないの?と思ったら、「サグラダ・ファミリア」のように完成しそうで完成しないテスト自動化ツール(Ruby)があるとのこと(今はテストつまらないかも知れないけど、いつか楽になるからねーとずっと騙されていたw)
- 「サグラダ・ファミリア」案件に関わればテストチームにいながら開発経験を積めるので、「自分やりまーす」と手を挙げる
- テストしながら合間にコード書いたり修正するのはなかなか厳しいので、2ヶ月目はテストに余計な頭を使わなくていいようマニュアルの整備に取り掛かる
- めっちゃ忙しい時期だったけど、テストが終わってから残業時間にマニュアルを整備したりした(後回しにすると、上記の「サグラダ・ファミリア」みたいになる)
- ※IT業界未経験者(素人)がBacklogのWikiに自由(落書き帳のよう)にマニュアルを記載していたので結構苦戦する ⇒ テストチーム内でレビューする文化に変更
2ヶ月経ったところで、残業していると、たまたま飲みに誘われる ⇒ 「えっ、コード書けるの?」 ⇒ 「じゃあ開発やってみる?」との予期せぬお声が!
運よく3ヶ月目からテストと並行しながら開発にも関われることに。4か月目には無事開発へ移動。
「偶然のチャンス」を作り出してものに出来たことが一番嬉しい事かも知れない!
開発に移動してからの壁
言語は学習してたRuby(Rails)ではなく、Python(Flask)+JavaScript(jQuery)。DBも経験あるMySQL(RDBMS)でなくMongoDB(NoSQL)。業務の合間や自宅でProgateやPaizaラーニングで勉強する。一通り基礎がわかると、Teratailで質問したり、ググったりしながら求める回答を得られるようになる。アルバイトの人含めて10人程度の小さい会社なので、当然丁寧な説明なんてないけど、この段階までくればヒントはくれるし、そのヒントでググり直せば参考になるコードを見つけらたり求める回答を得られたりする。
慣れるまではやっぱり大変だけど、躓く ⇒ ヒントを貰う ⇒ 調べて解決 までの時間が徐々に短くなってきているのが感じられて楽しい!特に「全然ヒントになってないんですけど?」みたいな難易度の高いヒントで正解に辿り着いてWebアプリが動くようになったときとか。
実務経験を積んで感じたことですけど、やっぱりただ勉強してるより、圧倒的に成長は早いです。ある機能を実装する際、自分の技術レベルの問題で妥協しがちな実装方法を、「どの実装方法がこのサービスにおいて適切か」で考える必要があるので、自分にとってハードルの高い実装方法でもやらざるを得なく、結果成長できます。もちろん期限内に完成させなきゃのプレッシャー等もありますが。
週に10分-20分あるかないかのコードレビュー時間ですが、やっぱり指摘してもらうことで成長します。プログラムが動けば良いわけではなく、可読性の問題だったり、汎用性の有無だったり、やってはいけないプログラマなら当たり前のルールのようなものだったり。
令和10連休の衝撃
1人暮らししながらアルバイトで生計を立てるのは、全てにおいて節約すれば何とかやっていけます。まあでも意外と平気でした。栄養面(健康)にも特に問題なく、正社員になっても350円弁当+ファミチキで別にいいかなーと。
- 朝:おにぎり(100円)
- 昼:350円弁当
- 夜:ファミチキ
- 洋服類は買わない(多少穴が空いても使い続けるw)
ただ、令和の10連休は衝撃的でした!ただでさえ少ないバイト代が2/3に。家賃払ったら手元に残るのは僅か。別のバイトしようかなとも思っちゃいましたが、駆け出しプログラマならコードを書いてスキルアップに励むべきでしょ!と、思い留まりました。取った対策はさらに食費を削ること。
- 朝:バナナ(50円)
- 昼:ソイジョイ(120円)
- 夜:カップ焼きそば(100円)
ソイジョイなんて30秒もあれば食べれます。昼休みの1時間をかなり持て余したので、新宿御苑の外側を毎日1周してました笑 あと栄養的にやっぱり流石に足りてないので、口内炎にもなりました。いやー、この1ヶ月はホント厳しかった。。
やっと正社員に
アルバイト生活7か月を経て、無事正社員になりました。
もちろん、3ヶ月後(試用期間後)面談で「社員登用ありますよね?!」とプッシュしておくのは忘れずにしました。そして急に色々な仕事を振られるようになりました。仕事はできるエンジニア(プログラマ)に偏ります。どんなに忙しくてもこの人にやってもらった方が早いというラインがあると思うのですが(説明コスト不要なので)、特定のエンジニアに負荷が偏っていて、かつ今なら少しの説明コストで済みそうだから「彼に振ってみようかな」と針が触れ始めたのだと思います。
多分「開発に移動してからの壁」はもう超えたのかなと。もう無理に気張らなくても、自然と経験が積まれていく感じなので、やっと少し肩の力を抜くことができるようになりました。
給与は新卒社員とほぼ変わらないです。ただ、今は貴重な経験を積んでいるので、暫くはこのままでいいかなと。スタートアップじゃないけど、お金は後からついてくるので、今は経験を積むことにフォーカスするべきかなと思ってます。経験積んで自分の市場価値が上がった時にまだ給与が1銭も上がってなかったら考えますけど。
Webエンジニアという職種
今の会社しか知らないのですが、Webエンジニアという職種は私のイメージ通りでした。
「効率よく開発することだけにフォーカスしましょう」ということに徹している感じがしますし、こういう働き方にして初めて、労働生産性は上がるんだろうなーという気がしました。
- 服装自由(ハーフパンツにサンダルで夏は快適!)
- 茶髪ピアスOK(いないけどねw)
- 出勤時間自由(集中力が高い時間帯に仕事してくださいとのこと)
- 電話/メール/ミーティング等に時間を割かれることなく、開発業務に専念できる
- チョコやお菓子、水やコーヒー無料(プログラミングしてると糖分欲しますよね)
- マッサージチェアがあり、ずっと椅子に座って腰が疲れたり、昼食後に眠くなったら仮眠できる
- 人によってはリモートワークOK
- いちおう就業時間は10-19時にしてるけど、6-7時間くらい働けばいいんじゃない?
最後は今の会社が特別だと思うのですが、残業0とかでなく、残業「-20」~「-40」とかは私のイメージを超えてました笑(裁量労働制なので、給与が減るということはないです) 0の概念を発見したインド人を尊敬してますが、今の会社が残業にマイナスの概念を発見したのならば、尊敬します!w
ゆるゆる過ぎてダメなラインがどこなんだろうと疑問に思っていたら、Slackに、16時に「今日調子悪いので休みます」というメッセージを入れた人に対して、「お昼頃までには連絡しましょう!」という返信があったので、ダメなラインがわかってスッキリしました!