コロナ禍での海外渡航①(チェックイン)

モザンビーク

去年4月に入社した同僚は翌月にはセネガルに赴任したのに対し、私は11ヶ月後にやっとモザンビークに赴任することができました。

※ モザンビークで4人目の日本人となりクォーター制度外(例:ローカルスタッフが40人なら3人までは日本人が働ける)の為ワークパーミットの審査項目が増え、かつケースバイケースなのでどうしよっかなーとだいぶ放置/後回しにされた結果と思われます(外国人の就業を規制しつつモザンビーク人の雇用を促進する方針にそぐわない為)

外国人就業規制・在留許可、現地人の雇用(JETRO)

コロナ禍でいつもと違う渡航になったので、また海外渡航に関してしっかり記事にしたことがなかったので、纏めてみます。単なる旅行でなく長期滞在を伴う引っ越しなので、まあやっぱり準備不足で反省するところはありました。次に活かす為にも、ログを残しておきます。

航空券を予約

下記書類が整ったので航空券を予約する

  • ワークパーミット
  • 就労ビザ

就労ビザ申請シングルエントリービザで申請し、モザンビークに入国後30日以内(5日以内?)長期滞在資格申請手続き(ビザの延長)を現地入管にて行う必要あり

航空会社を選ぶ

会社の方で旅行会社に手配を依頼してもらいました。今回の日程で選択肢にあったのは下記の航空会社(帰国日は未定なので一旦MAXの1年後くらいにし、その時期が近づいてきたら再延長する(カタール航空の場合2年間利用可能))

  • エチオピア航空
  • カタール航空
  • エミレーツ航空

エチオピア航空が基本的に安いので、アフリカに渡航するならこれを利用するのが基本的にはベスト。ただ今は内戦が起こっているので乗り継ぎができない事態になることもあり、また常に最新のフライト状況を追う必要もあるので、今は避けた方がよいです。在モザンビーク日本国大使館のWebサイトにも同様に「エチオピア国内の危険レベル4の為エチオピア航空の利用は控えること」と明記されている。

エチオピア ボレ空港におけるフライト乗り継ぎに関する注意喚起【広域情報】

今回はカタール航空にしました。乗り継ぎ時間が21時間半と長かったのですが、1回乗り継ぎで、どちらの便もカタール空港だったので。

※ ワクチン接種完了者は、入国前72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書があれば隔離なしで入国が可能(トランジットの場合は入国不要でカタール独自の制約はなし/最終目的地の制限に依存)

カタール航空
発着場所日付時間便名フライト時間
東京(成田)02/12(土)21:55QR80713:05
ドーハ02/13(日)05:00
ドーハ02/14(月)02:30QR136108:15
マプト02/14(月)09:45

エミレーツ航空は、2回乗り継ぎで、かつ最後の便はLAMモザンビーク航空。

エミレーツ
発着場所日付時間便名フライト時間
東京(成田)02/12(土)22:30EK31913:05
ドバイ02/13(日)05:25
ドバイ02/13(日)10:05EK76311:55
ヨハネスブルグ02/13(日)16:30
ヨハネスブルグ02/13(日)19:30TM30601:10
マプト02/13(日)20:40

下記は旅行会社からのコメント
別航空会社の乗継がある点は発券ができなかったり乗り継ぎ(トランジット)に入国を伴う場合があるなど、特にコロナ禍ではリスクが小さくないとのこと。

別航空会社の乗り継ぎなので、以下の確認が必要です。

成田とヨハネスブルグでチェックインすればよいのか(以前そうだったからおそらくそう)
預け入れ手荷物はヨハネスブルグで受け取って、また預け直す必要があるのか
(以前どうだったか忘れたけど、航空会社間の連携なので都度確認が必要)
ドバイとヨハネスブルグはトランジットの際に入国が伴うことがあるのか
(以前利用した際はどちらも入国する必要はなし)
ドバイとヨハネスブルグで乗り継ぐ際に、コロナ禍での条件/制約があるかどうか

遠いアフリカなので2回乗り継ぎかつ別航空会社になるのは仕方ない面もあるので基本的に①-③は許容するしかないですが、コロナ禍でトランジットの国についても条件を確認しなければならないという面倒事が増えたのは大きくて(④)、2回乗り継ぎかつ別航空会社はトラブルを最小限にする為にもなるべく避けたいですね。料金はこちらの方が安かったのですが。

※ ドバイ及びヨハネスブルグのトランジットに際しては、「出発前72時間以内に受検したPCR検査の陰性証明書の提示」を除いた他の条件はありませんでした。
※ カタールはトランジットではなく入国の話しですが、「入国前72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書の提示」だったりと「成田〜カタールのフライト時間」も含めて72時間と表現が違う場合があるので注意が必要。

新型コロナウイルスに係る日本からの渡航者/日本人に対する各国の入国に際しての条件

PCR検査

モザンビークに入国する全ての渡航者は、(予防接種証明書を所持していたとしても)出発72時間前に取得したPCR検査の陰性証明を入国時に提出する必要があります。その場合は隔離は免除されます。大抵の国が同様の対応ですね。

自治体で無料PCR検査に取り組み始めてましたが、陰性証明書の発行やさらにそれを英語で発行してくれることはないと思います。最寄りの病院で英文での陰性証明書の発行も可能ですが、証明書の発行に48時間程度掛かったりするので、予約して当日空港で取得するのがベターです。

PCR検査・証明書発行料金(税込)
時間予約あり予約なし
09:00〜17:0025,000円45,000円
17:00〜09:0045,000円45,000円

※ 受付から証明書発行まで2-8時間
※ 一時期はPCR検査の不具合で8時間掛かる時もあったが、2月12日の時点では3時間半〜4時間みておけば大丈夫とのこととのこと。

成田国際空港PCRセンター

オミクロン株が急拡大している中、一番怖いのは当日のPCR検査で引っかかって搭乗できなくなること。気を付けていても感染するリスクが有る昨今、陽性でキャンセルや変更する場合はどうなるのか恐る恐る調べてみました。とあるサイトでは、コロナ禍以前の話しとして、下記のように紹介されていました。これだと搭乗前のPCR検査で陽性だった場合はキャンセル料60%も取られることになりますよね。恐ろしい。。

某航空会社のチケットのキャンセルだとこのようになっています。
搭乗日54日~45日前:チケットの30%相当
搭乗日44日~28日前:チケットの40%相当
搭乗日27日~14日前:チケットの50%相当
搭乗日13日~出発時刻前:チケットの60%相当★
出発時刻以降:チケットの100%

カタール航空においては、コロナ禍では手数料無料で何度でも変更可能で、キャンセル料も無料でした出発の1時間前まで/旅行会社からは変更手数料は190USDと連絡されていたのが気になりますが)。高額のキャンセル料を取られるのではと思っていましたが、そんなことはなかったようです。

なのでコロナ陽性となってしまった場合の影響としては、隔離されるのでスケジュールが大幅にずれる、隔離場所まで「公共交通機関以外で向かう」必要があるのでハイヤーを利用する等の分の費用が掛かることでしょうか。影響は少なくないですが、高額なキャンセル料が発生しないだけでも少し安心しました。

ご出発1時間前までにご予約を変更された場合(2022年9月30日以前のご旅行の場合)、変更手数料は免除されます。
ご出発の1時間前までに払い戻しを申請いただいた場合、カタール航空公式サイトまたはカタール航空支店にてご購入の航空券のキャンセル料は免除されます。

カタール航空

フライト時間のチェック

フライト時間が10分早まっていた。

欠航がかなりある。コロナの影響だろうか。

そうそう、液体はジッパー付きのビニール袋にいれないといけないんだよね。前もって用意しておきましょう。自分は面倒くさいから手荷物としては持ち込まないけど。

JICAのカウンターができていた。

今日のCurrencyレート。1万円を84ドルに両替。

USBポート及び電源が至るところにあり便利。

帰国時に、余った外貨等を電子マネーに交換できるサービスが!

ロッカー

1000円程度で、チェックインまで荷物を預けるところはあります。ロッカーがあったので、デカ目の600円と中サイズの400円を利用しました。

パッキングエリア

パッキングエリアで重さを図ったり、荷物の入れ替えができます。

カタール航空の Baggage Information
種別制限
受託手荷物23kg以内かつ3辺の和が158cm以内、2個まで
機内持ち込み手荷物7kg以内かつ3辺の和が115cm以内

機内持ち込み手荷物は重量を測ったり3辺の和を図ることもないので、常識の範囲内であればある程度超えていても大丈夫です。預け入れ手荷物は厳密に計測されるので、必要に応じて荷物を入れ替える必要が出てきます。カタール航空は重量が23kgまでOKなので今回特に気にする必要はなかったけど、協力隊でボツワナに行った時は南アフリカからボツワナまでの重量制限が確か9kgと少なかったので、スーツケースの重いものをバックパックに移し替えたりしました。

※ 以前ボツワナに渡航した際は大丈夫でしたが、「3辺の和が158cm以内」という制限がほとんどのようなので、スーツケースをこれから購入する人は、158cm以内を満たすスーツケースを購入することをお勧めします。

荷物重さ3辺の和預け入れ/機内持ち込み超過料金
スーツケース14.8kg167cm預け入れ(サイズオーバー)7,530円
バックパック6.0kg預け入れ
ダンボール箱8.2kg預け入れ(超過手荷物)29,000円
デイバック7.2kg機内持ち込み

当日のスケジュール/チェックイン

前々日に、ヤマトに空港宅急便を申し込み、ダンボール1箱を集荷にきてもらった。協力隊の時はEMS(郵便局の国際スピード郵便/他国のPost Officeと連携したサービス)を使ったが、モザンビークでは取り扱いがなく、DHLも赴任するRibaueまでは届けてくれないそう。なので手荷物として持っていくことにした。

時間内容
13:47特急に乗車(2回乗り換えて成田空港第2ビル着)
16:30PCR検査(予約済み)検査結果19:00頃にわかり、陽性の場合は電話くれるとのこと、無い場合は20:30陰性証明書が出来上がるので取りに行く
19:00ヤマトで荷物受け取り、チェックイン(陰性だが陰性証明書は20:30にならないとできないのでと伝え、チェックインを先に進めてもらうことに)、荷物のタグに連絡先(住所やTEL番号)を記載するのに地味に時間が掛かる
20:40陰性証明書受け取りダッシュで再度チェックイン(汗だくに…) ⇒ セキュリティチェックの締切時間が迫っているので係員が付き添ってくれる(ATMでの引き落としとUSDへの両替もダッシュで実施)
21:20?セキュリティチェック出国審査はオンラインでOKとのことで画面に向かって顔を見せてパスポートをスキャンする ⇒ ダッシュで搭乗ゲート
21:55 ⇒ 21:45に変更成田空港発

時間の見積もりが甘かったです。PCR検査に3時間半から4時間掛かるとしたら、Flightが22時として19時にはチェックインする場合、それまでにPCR検査の陰性証明書を受け取るとしたら、4時間前の15時かそれ以前の時間帯で予約するべきでした。

3時間前+PCR検査で7時間前に空港にいなければいけない、PCR検査結果待ちの4時間は特にやることもないので、ちょっと時間短縮できないかなとつい考えてしまいました。一旦預け入れ手荷物を先に受け取ってもらって、陰性証明書だけ別途提出する形にすればPCR検査の予約16:30でも問題無さそう、5時間半も前に空港に着いてるんだからまあ大丈夫でしょうと思ってしまいました。実際、最初の話しでは預け入れ手荷物を先に手続きして、陰性証明書だけ別途提出する形でOKとのことでした。「あっスプレー缶入ってました」とかで取り除く過程で、それも当初はその場で取り除けばよいと言ってくれてましたが、いつの間にか預け入れ荷物も再度やり直す方向に話しが変わっていて、荷物を抱えたまま陰性証明書を取りに行かなくてはいけなくなったり、再度預け入れ荷物検査からやり直さなくてはならなくなってしまって時間がギリギリになりました。

セキュリティチェック(保安検査)

何回経験しても、これは持ち込み?預け入れ?、どっちもOK?それともどっちもNG?と悩みます。とりあえず下記を頭にいれておけばだいたい大丈夫かと。

種別
手荷物、預け荷物いずれもNGスプレー缶(原則NG!ただし例外あり)
手荷物はOK、預け荷物はNGモバイルバッテリーは手荷物に入れる
手荷物はNG、預け荷物はOK鼻毛バサミ(マスクすると伸びが早いw)、液体類(コンタクトのケア用品など)などは預け入れ手荷物に入れる
手荷物、預け荷物いずれもOK虫よけスプレー(殺虫スプレーはNG)

今回は、預け荷物の際にワンプッシュの虫よけスプレーでゴタゴタしました。判断としては化粧品のような毒性の無いものはOKで、毒性のあるものはNGです。自分の顔や髪に使うものでなければNGという説明を受けたので、預け入れ荷物から取り出しましたが、虫よけスプレーはやはり大丈夫そうです。が預け入れ荷物でゴタゴタするのは嫌なので、手荷物として持ち込むのがよいと想います(保安検査でもしNGと言われても没収してもらえばよいだけなので)

保安検査場でもたつきたくない!手荷物検査でよくあるトラブルとスムーズに通過するポイント
海外旅行で不安になる要素の1つは、空港での各種手続き。 航空会社のカウンターで「チェックイン(搭乗手続き)」と「スーツケースなどの預け荷物」の手続き後に行うのが「保安検査」。 保安検査場では、飛行機に持ち込む手荷物や乗客の方が身に着けている

時間ギリギリになりながらも、無事搭乗ゲートを通過して、成田空港を飛び立ちました!(続きはまた)

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