Good Africation Meetup 2019に参加してきました。
目的は下記の2つのトークセッション。
特にサムライインキュベートアフリカ代表の寺久保さんの話しが濃厚でした。今まで参加したアフリカイベントの内容を全て足したよりも濃い内容!やっぱりアフリカでシード向けの投資(アクセラレーター)をしてる人の情報と分析は格別だなーと。ちゃんと復習して腹落ちさせとかないと!
サムライインキュベートアフリカの寺久保さん
16社に投資したそうです!
人口増加もさることながら、若年層が特に多いので、巨大デジタルネイティブ市場となるポテンシャルを秘めてますね。
スタートアップへの投資の81%が、南アフリカ、ケニア、ナイジェリアに集中。ルワンダ以降の国々にも期待したいところ。
国外で経験を積んだ優秀な起業家が中心のイメージ。
以前はシードばかりだったが、シリーズA以上も増えてきた。
アフリカ版アマゾンと呼ばれるナイジェリアのJUMIAは14か国で事業を展開(赤?)。オレンジが展開を予定してる国?
何の記事で読んだか忘れたけど、今のアフリカの投資額 = 2013年の東南アジアの投資額
5-6年後には、今の東南アジアと同じ規模の発展の可能性が見込まれる。
「起業の科学 スタートアップサイエンス」によると、GOJEK(ゴジェック)は、UBERをローカライズして、インドネシアの渋滞を回避できるバイクを加えて急成長したとのこと。
アフリカ経済は、テクノロジーで、1次産業と2次産業をアップデートする。
アフリカで生まれたサービスが、日本の課題を解決する可能性もある。
MPostがバーチャルアドレスを使用して住所がない地域へ配達することは知ってましたが、郵便局から先のラストワンマイルに特化してたんですね。
次のトークセッションで、調査したところ、ナイジェリアの薬の60%が偽薬だったとか!恐ろしすぎる。。
なるほどー。確かにテレビや新聞の影響力は低いので、相対的にインフルエンサーの影響力は高いのかも!
MPostの人が更なる投資を求めて日本にピッチしにきた時も、サプライチェーンのそれぞれの成長が必要と言ってました。
JETROナイロビ元所員の島川さん
2018年頃から、シードではなくシリーズA以上が増えてきたので、日本企業の投資も活発に!
家庭用太陽光発電システム(M-KOPA)で、無電化地域に電気を届けているそう。画期的なのは、モバイルマネーで日々少額を入金するシステム。これにより、ボトム層にもリーチできている。
上記の月賦販売方式により、なかなか手が届きにくいテレビなどの高額商品の販売も可能。そして重要なのは、その返済状況をデータとして蓄積していること。滞りなく支払いができる人、予定より早く支払いを完了する人などに向けて、さらなる商品を売ることができるので、家庭用太陽光発電システムの販売から、与信プラットフォーマーに化ける可能性も!
BitPesaではないんですけど、似たサービスを利用して、日本からビットコインを送付して、ルワンダで現地通貨のモバイルマネーとして受け取れたとの話しを聞いたことがあります。国際送金に掛かる高額な手数料と時間を解決した画期的なサービス!リープフロッグどころではなく、カンガルージャンプと呼んでいいのではないでしょうか。